美術予備校の通信教育ってどんなもの?

美術予備校の通信教育の内容

美術予備校には、学校まで遠く通うことが難しい人や高校に通いながら美大合格を目指して勉強をしたい人、空いている時間を活用して実技能力をアップしたい人などを対象に通信教育を取り入れている学校があります。1年かけてレベルアップをはかるためのカリキュラムが組まれており、基礎から応用まで自分のペースで学ぶことができます。

また、志望校の美大に合格するためのコースが用意されている場合が多く、受験対策として活用することもできます。メールや来校による進路指導なども受けることができ、志望校合格をバックアップしてくれますよ。

このように、美術予備校の通信教育は、学校に通うことが難しいけれどスキルアップをしたい人や美大合格を目指している人に向いています。

気になるカリキュラムは?

美術予備校の通信教育は、どのようなカリキュラムが組まれているのでしょうか?基本的には1年かけて、美術の基礎から応用までを学ぶことができるようになっているところが特徴。

レベルに合わせた課題の提出があり、課題をこなすことで次のステップへと進めることができます。また、課題には専門講師のアドバイスをもらうことができるので、どのような点を改善したらいいのか明確になります。

さらに、無料で受講できる「夏季スクーリング制度」や「課題の持ち込み添削指導」などが設けられている学校もあり、直接指導を受ける機会も。美大の受験を目指している場合には、受験直前に対策を兼ねた講習を受けることができる学校もあります。

他にも、メールによるアドバイスや進路指導なども受けることができ、悩みや不安を解決できる制度が整っています。

通信教育のメリットとデメリット

美術予備校の通信教育を受けるメリットは、自宅に居ながら高いレベルの指導を受けることができるところです。課題には専門講師の添削やアドバイスをもらうことができ、基礎能力はもちろんのこと応用能力まで身につけることができます。

また、美術予備校によってはビデオ教材なども取り入れており、わかりやすく学習を進めていくことが可能です。さらに、通信教育は時間に囚われることがないため、空いた時間を活用して自分のペースで学習できるところも大きなメリット。

「受験合格コース」「志望校コース」などが設けられている通信教育もあり、受験勉強を兼ねて高校や大学に通いながら学習を進めることもできます。

一方、通信教育のデメリットは、自分で計画的に進めていかなければならないところです。周りに同じような志で頑張る仲間がいないので、自分の意志で夢に向かって取り組む強さが必要です。また、主体的に動かなければならないのも通信教育ならでは。手厚いフォロー体制が整っていますが、自分で主体的に動いて活用していかなければ意味がありません。そのため、どうしても美大に通いたいという思いや、スキルアップしたいという思いが強い人なら十分にメリットを生かして学習を進めていくことができますよ。

画塾の通信教育との違いは?

美術予備校だけでなく、画塾にも通信教育コースが設けられている場合があります。画塾は任意の私塾であり、美術を楽しみたい人に向けた絵画教室という位置付けです。

そのため、講師である画家の専門分野においてはしっかりと学ぶことができますが、それ以外の分野においては力を入れていない場合がほとんど。全体的な能力のスキルアップを目指す場合や美大受験を目指して基礎から学びたい場合は、あまり向いていません。また、美術予備校のように受験に特化した講習や取り組みを行っていないので、あくまでも絵画を楽しみたいという人向けの通信教育になります。

美術予備校の通信で学んだ先輩たちの体験談

地方在住でも東京の有名美大を目指せる

高校入学と同時に美大へ憧れを抱くようになり、何をすべきか考えたときに、絵画教室へ通おうと思い立ちました。地元の絵画教室へ通いデッサンを学ぶ日々でしたが、ある時、東京の美術予備校の冬期講習に参加する機会があり、それがきっかけで通信教育を始めることに。地方から東京の美大を目指すかぎり、自分の美大受験対策に不安は拭えないと思っていましたが、通信教育を始めたことでその不安も解消できました。地方で学ぶことは決してマイナスではありません。もちろん、一緒に学べる生徒が周りにいないので寂しい面もありますが、地方で有名美大を目指すには、自分のペースで学べる通信教育はおすすめです。

自分の生活に合わせて技術を磨ける

高校3年の夏から通信教育での美大受験対策を開始。結果としては1年浪人して志望校へ合格できたのですが、浪人生の間も通信教育を続け、夏期・冬期と入試直前講習会にも参加していました。通信のメリットは、課題を自分の生活スタイルに合わせて進められるという点です。東京へ出向くのが難しい中で、希望する受験対策を受けられるのは大変魅力だと思います。ビデオ通話やメールなどで講師と相談できるので、制作する上で不安に思うこともありませんでした。

ただ通信生の性質上、「教室で制作する」という空気感はなく、他の生徒から刺激を受ける場面もありません。そのため、夏期・冬期講習などに積極的に参加することがとても重要な気がします。

丁寧な添削でアドバイスの内容が後から見られて便利

私は高校3年生から浪人生までの2年間、美術予備校へ通っていました。講習会に参加したときに、新潟在住の生徒と仲良くなり、通信教育をやっていることを聞きました。彼女は、普段は新潟の自宅にいて通信教育で学び、講習会には毎回欠かさず東京へ出向いて来ていました。講習会に参加した際に、講師に不安点などをみっちり相談し、納得した上で帰っていくというスタイルを徹底していたように思います。話を聞くと、通信の添削指導はとても丁寧で、しばらく経ってから見直しても、アドバイスの内容がすぐ思い出せるという点に魅力を感じました。

講習会で彼女と会うたび、少しずつですが確実にデッサン力も上がっていました。近くに予備校がない場合は、通信でも十分実力がつけられると思います。

通信教育に対応している美術予備校

湘南美術学院

油画から日本画・彫刻・工芸・デザイン・先端芸術表現まで、幅広い専攻科が用意されています。タマビや推薦型選抜などの学科試験に特化した「美大学科」もあり、英語や国語、小論文などの試験対策もしっかりとられているのが特徴です。高校1・2年生は、基礎コースでデッサンを中心に技能を磨きます。課題制作と併せ季節講習会にも参加することで、より技術力もアップ。高校3年生や高卒生が受講する受験コースでは、12月以降に入試直前講座も実施されています。

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すいどーばた美術学院

油絵専攻や日本画専攻からデッサン専攻まで、幅広い専門コースが用意されています。志望大学の専攻に合わせ、基本を押さえた課題を中心に、応用課題の学習もプラス。実技の総合的なレベルアップが期待できます。完全担任制で、受験までマンツーマン方式で添削指導を行ってくれるので、自分の課題点も見つけやすいのが特徴です。

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河合塾美術研究所

志望する専攻に合わせてコースが選択できます。添削は各専攻の担当講師が、課題の上にトレーシングペーパーを置き、課題点などを直筆で丁寧に書き込んでくれます。生徒のレベルに合わせて、基礎から実践的な課題まで、さまざまな出題パターンが用意されています。

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新宿美術学院

志望大学の専攻に対応した課題を、基礎から応用まで網羅的に用意されています。弱点克服や基礎力アップなど、生徒の要望に合わせたカリキュラムを個別に作成。画一的なテキストは使わず、生徒の個性や習熟度に合わせた内容で指導を行ってくれます。

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御茶の水美術学院

遠方在住などで学院に通えない生徒のために、ビデオ通話や講評動画などを活用した指導を行っています。志望大学や入試方式、課題などに合わせて、講評方法を変更。生徒の進度に合わせて、柔軟な講評を行ってくれます。

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ふなばし美術学院

生徒の進路に合わせて、きめ細かい指導を実施。コミュニケーションを大切にし、試験までの日程を考慮した最適な指導体制を取ってくれます。課題作品は、2週間程度で添削され、自宅へ返却。学院に通えなくても、確かな実力がつくシステムが整っています。

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