横浜国立大学 理工学部・教育人間科学部

国立の難関校である横浜国立大学では、美術分野の中でも建築を学ぶことができますよ。2017年度より学部編成が代わり、建築と都市基盤は都市科学部へと移行します。芸術方面の授業があった人間文化課程は平成28年度で募集終了となりますので、ご注意ください。

建築学科が再編され、都市全体について学べる学部が誕生

横浜国立大学は、国立大学の中でも難関大と言えるレベルであり、入学するには高い学力が必要となります。

一見美術芸術とは関連がなさそうにも思えますが、ほんのわずかですが芸術・建築に関連する学部があるので、紹介しておきましょう。

教育人間科学部の人間文化課程には、「芸術文化コース」があり、音楽や造形論、サブカルチャー(マンガ、アニメ)など様々な芸術分野に関する講義を受けることができます。

また、映像制作などの講義もあり、美大にいくほどではないものの、クリエイティブなことをしたい学生が多く集まっています。(ただし、人間文化課程は平成28年度の募集を持って廃止となります)

また、これまでは建築学科は理工学部でしたが、平成29年度からは新設の「都市科学部」に包括されます。一方で海洋系のプロダクトデザインはこちらとは切り離され、理工学部に残りますので学部の選択には注意してください。

  • 建築:建築の思想や芸術、工学までを幅広く学び、土地建築を構想できる建築家を目指す
  • 都市基盤:社会基盤システムの整備、維持管理や土木工学を学ぶ
  • 理工学部、機会・材料・海洋系学科:船舶海洋工学、航空宇宙工学から巨大で複雑な構造の設計を学ぶ

人間文化課程は残念ですが、建築系は幅広い学びができると評判!入試に実技は必要なく、学力勝負ですから美大予備校ではなく一般科目の予備校へ通いましょう。

主なコース・教育学部

学校教育課程(教科教育コース)

国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術、家庭科、英語について専門知識を学びます。なかでも美術専門領域は、小中高の教育現場で活躍する美術教員を目指すコース。美術教育の基礎から絵画、工芸、彫刻、デザイン、美術史・美学などを深く探求します。技術の専門領域では教育指導法をはじめ、木材加工、金属加工、機械、電気、栽培、情報とコンピュータを学ぶことが可能です。

学校教育課程(人間形成コース)

教育基礎、心理発達、日本語教育について学ぶコースです。教育基礎では教育学を学び、教師として必要な指導力を身につけ、さらに深く学校教育を追求します。小学校教員免許のほか、副免許の取得で中学校・高校・特別支援学校の教員資格も取得可能。

心理発達の講義では心理学を学び、教職者として活動するための実践力を養います。日本語教育では、海外から来た子どもや大人に日本語を教えるための教え方などを学びます。

学校教育課程(特別支援教育コース)

障害のある子どもや大人への教育・支援を学ぶのが「特別支援教育コース」です。1年生は教養科目や教職科目の履修を中心に、専門科目も学びます。2、3年生は、幅広い分野の専門科目の履修と、特別支援学校での実習を実施。4年生は専門科目と覆面科目を履修し、卒業研究へ取り組みます。

主なコース・都市科学部

建築学科

世界的な視点で、地方建築の設計課題や歴史、構造、計画、環境などの専門分野を学びます。建築を学ぶ環境も重視されているため、耐震改修された建築学等や大学院設計教育スタジオ、建築構造実験棟、建築材料実験棟・環境実験室などが完備されています。

都市社会共生学科

人文社会科学を中心に理工学との連携を図りながら、都市社会・文化の創造を学びます。社会分析、海外研究、社会文化批評、文化創成の4領域のカリキュラムで、知性・感性・行動力を育みます。

都市基盤学科

土木工学を中心に、生活に欠かせない都市の基盤施設に関するデザインや技術、マネジメント、政策決定などを学びます。環境・防災・国際などの幅広い知識を身につけ、世界で活躍するプランナーやエンジニアを目指す学科です。

環境リスク共生学科

リスク共生の原理をはじめ、リスクの評価・分析、実践力となるリスクマネジメント・コミュニケーションを学びます。

主なコース・理工学部

機械・材料・海洋系学科(海洋空間のシステムデザイン)

海洋から宇宙空間までを対象に、人工物の計画・建造、ヒューマン・インターフェイス、メンテナンスなど、幅広い知識を修得します。

取得可能資格

教員免許(美術)、学芸員(教育人間科学部のみ)、2級建築士受験資格、1級建築士受験資格(建築都市・環境系学科、建築EPのみ)※卒業後2年以上の実務が必要、測量士補(建築都市・環境系学科、都市基盤EPのみ)

卒業後の主な進路先

理工学部と教育学部でデザインについて勉強ができる横浜国立大学。理工学部の就職率は約30%と少なめですが、就職した方はKDDIのような情報通信業や、キヤノンITソリューションズのようなIT企業で働いています。その次に旭化成ホームズや積水ハウスなどの建設業で働く卒業生が多いようです。残り約70%の方は、進学しています。

教育学部卒業生の就職率は約90%です。デザインやクリエイティブな業種だと、NHK・朝日放送などのテレビ局や、朝日新聞社・産経新聞などの出版会社へ就職しています。教師や講師として教育現場で活躍する方の割合は約30%です。

横浜国立大学のオープンキャンパス

2019年は6月15日・16日の2日間で開催されたオープンキャンパス。学部・学科の紹介や入試説明、模擬授業、教員と学生による学部・学科の個別相談、中央図書館の解放、各センター紹介、キャンパスツアーなどを実施しました。各学部のイベントのほか、少林寺拳法部や卓球部、モダンダンス部、陸上競技部などの部活動練習状況も見学できます。お腹がすいたら、第1食堂・第2食堂などの学食やカフェ、コンビニ、キッチンカーなどが利用可能です。

公開講座

横浜国立大学では、高校生や一般向けに公開講座を行っています。高校生向けの講座では、「都市の自然を楽しむライフスタイル」や「海洋空間のシステムデザインカップ ひれ推進コンテスト」「都市科学入門」などを実施。都市科学入門講座では、都市社会共生学科、建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科の実際の講義を体験できます。高校生向けの講座への参加は、すべて無料です。

募集要項

平成31年度の入試概要

検定料:17,000円

募集定員 志願者数 受験者数 合格者数 倍率
教育学部学校教育課程
人間形成コース・教科教育コース(前期)
118 287 272 138 2.0
教育学部学校教育課程
特別支援教育コース(前期)
16 21 20 12 1.7
都市科学部
都市社会共生学科(前期)
30 97 90 30 3.0
都市科学部
都市社会共生学科(後期)
20 152 71 21 3.4
都市科学部
建築学科(前期)
41 236 228 46 5.0
都市科学部
建築学科(後期)
20 314 150 25 6.5
都市科学部
都市基盤学科(前期)
18 35 35 22 2.2
都市科学部
環境都市基盤学科(後期)
12 86 41 18 2.3
都市科学部
環境リスク共生学科(前期)
30 82 73 33 2.2
都市科学部
環境リスク共生学科(後期)
10 42 18 13 1.4
理工学部
機械・材料・海洋系学科海洋空間のシステムデザインEP(前期)
17 71 66 19 3.5
理工学部
機械・材料・海洋系学科海洋空間のシステムデザインEP(後期)
8 106 58 10 5.8

※一部の学部名は旧表記になっています。

入試科目

大学入試センター 必須科目 選択科目
都市科学部、
建築・都市基盤前期
理工学部、
機械・材料・海洋系前期
国語、数学、理科、外国語
各教科200点
地理・歴史、公民から1科目
100点
合計900点
都市科学部、
建築・都市基盤後期
国語、数学、理科から各教科100点
外国語300点
地理・歴史、公民から1科目
50点
合計650点

個別学力試験

科目
都市科学部、
建築・都市基盤前期
数学、理科各450点
外国語300点
合計1200点
都市科学部、
建築・都市基盤後期
数学、理科各450点
合計900点
理工学部、
機械・材料・海洋系前期
数学、理科各450点
外国語300点
合計1200点

学校所在地

神奈川県横浜市保土ヶ谷区常盤台79-1(横浜市営地下鉄、三ツ沢上町駅より徒歩16分)

美大にいくには??マンガでわかる受験&合格への道 詳しくみる
あなたの合格をサポートできる おすすめの美術予備校を徹底比較 さっそくCHECK
美大にいくには??マンガでわかる受験&合格への道 詳しくみる あなたの合格をサポートできる おすすめの美術予備校を徹底比較 さっそくCHECK
美大にいくには??マンガでわかる受験&合格への道 詳しくみる