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高2からでも美術予備校に通うべき?

希望する美術大学に合格するためには、高校のどの時期から対策をとっておけばよいのでしょうか。対策を始めるタイミングを、カリキュラムシミュレーション、現役合格した人たちの体験談から探ってみましょう。

高2(高1)からの美大受験は早い?遅い?

美術大学への現役合格を目指すのであれば、受験の準備は早いほうが良いといえます。高1・高2で基礎力を身につけ、高3ではそれをベースにして入学試験に取り組むのが理想の流れです。美術大学への現役合格のために高1・高2から対策をとれば、希望の大学への合格は近づくでしょう。

美術予備校に入ることで気になるのが学校の授業との両立です。美術予備校の中には両立しても負担にならないようなカリキュラムを組んでいるところがあります。そのような美術予備校を選べば、学校での授業にも遅れずに済みます。美術予備校を選ぶ際は学校の授業と両立できるところかどうかを基準にして選んでください。

受験までのカリキュラムシミュレーション

1学期

  • 基礎知識・道具の使い方・描き方のコツなどといったデッサンのコツを学習
  • 個人の個性や能力を見て、作品を完成させるための技術や知識を習得
  • 自分に合った進路を決めるためにさまざまなジャンルの素材や専門知識などに触れる

2学期

  • 個人面談や保護者会で進路について相談や話し合いを行う
  • 高1、高2を対象としたコンクールに出品し、自分の能力を試す機会を作る
  • 受験に向けてより専門的な知識や技術の習得を目指す

3学期

  • 高2は受験に向けて、高1は1年の反省をふまえた次年度からの勉強方法を保護者を交えて面談
  • 基礎知識や技術を習得した生徒は、より難易度の高い課題に取り組んで受験へのレベルアップを目指す

高2(高1)から勉強をはじめて合格した人の声

  • 私が美大予備校に通い始めたのは高2の冬です。それまでは自分の目指す大学は高嶺の花だと思っていたのですが、先生からの叱咤激励を受けながら1年間猛勉強したおかげで、「合格したい」と思うようになりました。おかげで手が届かないと思っていた美大に無事合格。美術予備校に通っていなかったら夢をあきらめていただろうなと思います。
  • 予備校に入るまでは、自分の作品を人に見せるのが嫌でたまりませんでした。でも、美術予備校に通うようになってだんだん意識が変わり、自分の作品と向き合えるように。そのおかげで周りに自分の作品を見せることができ、仲間とスキルを高め合うことができました。
  • 高1の春から美術予備校に通っていました。それまでは周りとの競争心もなかったのですが、高2に入ってから「ほかのみんなに負けたくない」という気持ちが芽生えるように。同時に「良い作品を作ろう」という気持ちにもなれました。美大に合格できたのは、気持ちの変化を起こさせてくれた美術予備校のおかげかもしれません。

自分に合うかどうかまずは体験を

美術大学への進学は「狭き門」と捉えている人も多いようですが、早いうちから対策をとっておけば合格までの道は遠くありません。現在は学校の授業との両立ができるように取り組ませてくれる美術予備校もあります。自分に合った大学入試対策になるかどうか、まずは体験に行ってみましょう。

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