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美大受験者は合格者もいれば不合格者もいます。そんな不合格者の失敗談には実は合格へのポイントが隠されています。そこで美大受験失敗談をご紹介しています。
私は現役の時は全ての美大に落ちてしまい、その後は美術予備校へ通いながら勉強を続けました。一浪の末、現在は美大に通っています。
受験に失敗した時は「自分には才能がないのかも…」と落ち込んだことを、今でも覚えています。続けるべきか悩み、「普通の大学を受験しようか」と親に何度も相談しました。その不安は、すぐに解決されるものではありません。
自信を取り戻したのは一年後、直前講習の時でした。苦しくても、続けてきたことが自信になったと思います。受験期間は絶えず不安に襲われるものです。「こんなに成長が遅いなんて…」と悩んでいるのは、自分ひとりではないはず。満足いくようなデッサン画が描けなくても「才能がない」と美大受験を諦める必要はありません。なぜなら美大合格には、それ以上に必要なスキルがあるからです!
受験直前・そして美大合格後に大学の教授から言われた言葉が忘れられません。受験の際は、試験官の教授から「ここで落ちたとしても、才能がないと思う必要はない」と言われました。また今通っている美大で、最初に教授から言われたのが「ここに入ったからといって、自分に才能があると自惚れないこと。人より少し訓練を積んだことで入学できただけの話だ」という言葉。
私は美大受験の経験を経て、「好きで続けてきたということが、なによりの才能」という言葉がとても好きになりました。才能というのはとても不確かなものですが、この才能なら私も周りに負けていない自信があります。美大受験のために絵を描き続ける期間は、講師から厳しい指摘を受けたり、周囲から心配されたりして、好きで選んだ道であっても不安になることが少なくありません。でも「続ける」という才能を持ち続けられる人が、最後に美大合格という結果を手にしていると思います。
美術予備校では美大合格突破のために必要な技術を効率よく教えてもらえるところです。同じ目標をもつライバル兼仲間も多くいるので、「自分も頑張ろう!」と良い刺激も受けられます。他にもない環境故に「絵を描き続ける」という努力もしやすいはずです。腕を磨くには絶好の場だと、浪人生活を経て改めて感じました。
私は一浪して美大に進学しました。昔から絵を描くことが好きだった私は、高校で進学校に通い落ちこぼれになってしまい、「美大なら勉強から逃げられる」という甘い考えで美大受験を選択。しかし、高校2年の進路面談で美大受験には実技試験でデッサンがあることを初めて知りました。そこで高校2年の時に、美術予備校の夏期講習に初参加。一見軽そうに見えるクラスメートたちが、真剣に絵を描くことに取り組んでいることに衝撃を受けたのです。そこから、私は長期休みにホテル暮らしをしながら美術予備校に通い、ふだんは週1回地元の絵画教室に通って受験に挑みました。しかし現役時は不合格…。受験勉強を始めたのが少し遅かったのと、美大合格に必要な技術を十分に身につけられていなかったことが原因だと思います。
そこからは1年間美術予備校に通い、朝から晩までデッサンや色彩構成を描き続ける日々を過ごしました。合格のためには努力して描き続けて腕を磨くことが第一だと思います。美術予備校は絵を描く時の基本のきをしっかりと叩き込んでくれるので、合格への1番の近道であると思うのです。
美大受験実技試験はただ単にデッサンが上手というだけではなく、基礎的な部分が身についているのかという点を見られます。才能ではなく、努力して技術を習得した人が合格できるのです。
美大受験を考え始めた時の私のデッサンはひどいものでした。とても美大合格できるものではなかったでしょう。一浪した時に美術予備校に通いながら朝から晩まで絵を描き続ける生活を送っても、入試3ケ月前までデッサン力がなかなか上達せず周りも心配するほどでした。しかし、諦めずにコツコツ描き続けることだけは続けました。そうすることでだんだんとコツをつかむことができて、デッサンも上達。2度目の受験では無事に合格できたのです!
私は現役で美大受験に挑みました。 美大受験であっても実技試験だけでなく、学科試験もあります。学科試験は問題なくクリアすることができたのですが、肝心な実技試験で失敗…。同じ学部を受験した友人はセンター試験の採点結果が私より悪かったにも関わらず合格していました。私たちの合否から、実技試験の方に比重が置かれていることは明らかです。 美大の実技試験はただ上手に絵を描くことができれば合格できるわけではないと改めて知りました。
基礎的な技術力をもった上で絵を描くスキルが必要とされます。そのため独学ではなく美術予備校で、美大合格に必要な実技対策の技術を習得する必要があります。独学では絶対に無理というわけではありませんが、効率良く合格するための技術を身につけるには、美術予備校に通学して学ぶことが1番の近道ではないでしょうか。