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札幌市立大学の大きな特徴は、「デザイン学部」と「看護学部」を併せ持った大学であるということ。その特性を生かした活動も行っており、教育・研究・地域貢献に積極的に取り組んでいます。
札幌市立大学のデザイン学部は、「人間空間」と「人間情報」の分野に絞られているものの、日常のあらゆるものをデザインする能力を養うことができ、多方面で活躍する卒業生を多く輩出しています。
それぞれのコースに3つずつ履修モデルを設定。デザイン分野を知り尽くした講師陣が集まっています。
人間空間デザインコースでは、様々な施設の建築設計や街づくりから、人々の生活をサポートするデザイン手法を学びます。履修モデルは「建築・環境デザイン」「地域コミュニケーションデザイン」「人間空間総合デザイン」の3つです。
建築・環境デザインの講義では、建築と環境、双方のデザインを結びつけて専門的に学習。対象となる施設や地域の調査や分析を通して、建築・環境の基本設計に必要な説明力と表現力を修得します。
地域コミュニケーションデザインの講義では、まちづくり、地域コミュニティ活動、地域再生、都市計画の専門家の育成を目標に、専門知識と能力を身につけます。
人間空間総合デザインの講義を通して目指すのは、デザインの感性を磨くこと。空間デザインを基本に、仮設空間やインテリアなど、空間デザインについて探求していきます。国際化が進み、変化に富む社会のニーズに対応できる能力を養えるでしょう。
卒業後は、建築から空間演出、都市計画、環境、地域コミュニティの構築まで幅広い分野で活躍できます。建築士をはじめ、インテリアコーディネーター、プランナー、ディベロッパー、環境デザイナー、マーケティング職など、活躍の場は多岐に渡ります。
人間情報デザインコースでは、人々に快適で潤いのある生活を提供するための、「モノ」や「コト」のデザインを学びます。履修モデルは「ものづくりデザイン」「情報コミュニケーションデザイン」「人間情報総合デザイン」の3つです。
ものづくりデザインの講義では、実践を通して造形力や発想力、課題発見力を伸ばします。「ワクワク」を作り出し、人の生活を楽しくする製品をデザインするための能力を養えるコースです。
情報コミュニケーションデザインの講義では、情報技術を用いて、新しい提案を生み出すための能力を修得。人間科学をもとに技術を応用して、デザインする能力を鍛えるべく学びます。
人間情報総合デザインの講義では、コンピューターを活用して、幅広い領域でのデザイン表現を探求。デザインと社会をつなげる方法を修得します。
卒業後はメディアアーティストをはじめ、キャラクターデザイナー、シナリオライター、グラフィックデザイナー、インダストリアルデザイナー、プロダクトデザイナーなど各業界でのデザイナーとして活躍できるほか、プランナーやマーケティング職、営業職など、幅広い領域への進出が可能です。
検定料:17,000円
募集定員 | 志願者数 | 倍率 | |
---|---|---|---|
デザイン学部デザイン学科(前期日程) | 59 | 132 | 2.2 |
デザイン学部デザイン学科(後期日程) | 14 | 137 | 9.8 |
個別学力試験 | 科目 |
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デザイン学部デザイン学科(前期日程) | デザイン総合問題(論述及び描画の問題)、面接 |
デザイン学部デザイン学科(後期日程) | 一般選抜(後期日程)は廃止 |
札幌市南区芸術の森1丁目
JR札幌駅から向かう場合引用元:ask京都アートスクール(https://www.artschool.co.jp/top/saigen/kokkou.html)
一輪挿しを扇状にデザインされたようなデッサン。一輪の花々は、それぞれ角度や表情が異なり、ガラスの透明感や質感も見事に描かれています。デザイン性と発想がユニークで、豊かな想像力が伝わってくる作品です。
個別学力検査で実技を選択した場合に行うのは、鉛筆デッサンです。学部がデザインコースのみの札幌私立大学では、デザイン性の高いデッサンが求められます。質感の表現などの基本のデッサン力に加え、斬新なアイデアや着眼点の面白さなど、デザイナーの素質がうかがえるような画を作ることが大切です。