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京都で美術を学べる大学は多く、「京都造形芸術大学」「京都美術工芸大学」「嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学」「京都市立芸術大学」「京都精華大学」「京都教育大学」などがあります。
また周辺の地域にも注目すると、大阪に「大阪芸術大学」「大阪成蹊大学」「近畿大学」「大阪教育大学」などが。兵庫にも「神戸芸術工科大学」「大阪芸術大学短期大学部」「宝塚大学」「大手前大学」などがあります。
それぞれの大学で設置されている学科や専攻・コースが異なるため、将来の目標に合わせて大学を選びましょう。志望校の選択に迷っている方は、大学で開催されるオープンキャンパスや学祭に参加し、大学の雰囲気に触れてみるのもおすすめです。
学校法人瓜生山学園「京都芸術大学」(旧:京都造形芸術大学)では、芸術学部が12学科、22コース設置されています。2018年3月卒以降、就職率は90%以上で推移しています。就職率を高めるために、1~3年では実用性の高い数学を指導。また、将来設計を1年次からつくることで、早い段階で自己理解を深めて就職先を選択できます。独自のスカウト制度もあるため、500社以上の企業の中から面接オファーが来る可能性もあります。
京都美術工芸大学では、建築学部・芸術学部があります。建築学部では建築デザインと伝統建築について学び、在学中に二級建築士・木造建築士の資格取得ができます。対して芸術学部では、デザイン領域を学ぶコースと工芸領域を学ぶコースに分かれており、専門性を高めることが可能です。在学中に二級建築士・インテリアプランナーの取得ができます。また、インテリア設計士・Photoshop®・Illustrator®クリエイター能力認定試験などの資格取得もサポートしています。
嵯峨美術大学の芸術学部は、造形学科・デザイン学科を選択できます。造形学科は日本画・古画・油画・版画などを学習することが可能。デザイン学科は、グラフィックデザイン・イラストレーション・キャラクターデザイン・観光デザイン・生活プロダクト・染織などを学べるようになっています。一方で、2年制の嵯峨美術短期大学の美術学科では、美術分野やデザイン分野、マンガ・コミックアート分野の中から好きな分野を学習できます。卒業後には専攻科に進学することもできるため、幅広い選択肢があります。
京都市立芸術大学の美術学部には、美術科・デザイン科・工芸科・総合芸術科があります。1年次の前期に総合基礎実技を学び、1年次後期から専門的な分野を学んでいきます。教員と生徒の距離が近いので、コミュニケーションを取りながら、自身に必要な分野を学んでいくことが可能です。進路としては、進学や一般企業への就職などが挙げられます。一般企業でデザイナーや企画制作を担当するなど、幅広い業界で活躍しています。
京都精華大学の芸術学部では、洋画・日本画・立体造形・陶芸・テキスタイル・版画・映像の7つの専攻から好きな分野を選択できます。1年次は共通教育で、上記7分野を幅広く学んでいき、自分の目指す選考を決めていきます。自分では気づけなかった可能性や適性を見出すことが可能。就職先としては、クリエイティブ職・総合職・一般職・公務員などが挙げられます。ものづくりの業界に就職する学生が多く、就職先でも学習した知識を活かすことができます。
京都教育大学の教育学部の美術領域専攻では、小学校・中学校・高等学校の教員の養成を行っています。美術の実技や理論を学んだり、子どもの成長や指導方法について理解を深めたりすることができます。卒業時に小学校・中学校(美術)・高等学校(美術・工芸・書道)の教員免許状を取得可能。実践的な授業を通して感性や表現力を養えます。
「京都造形芸術大学」の芸術学部には、アート系やデザイン系の学科をはじめ、映画・舞台、アートプロデュース、歴史遺産、こども芸術などの学科が設置されています。4年間の学びを通して、人と違うことを発信していける能力を身につけ、自分が進む道でのプロを目指します。
「京都美術工芸大学」の工芸学部には、建築学科と美術工芸学科があります。伝統建築や建築デザインを学ぶ領域と、デザイン・工芸を学ぶ領域が設けられ、両方の学科の講義を受講することも可能。新たなものづくりの担い手として知識と技を習得し、チャレンジ精神を養います。
「嵯峨美術大学 嵯峨美術短期大学」の大学(4年制)には造形とデザイン学科。短期大学(2年制)には美術学科と専攻科が設置されています。各専攻分野での課題や制作を通して基礎力を身につけ、独自の表現力を磨きます。
大学のホームページやパンフレットをチェックして、その大学ならではの特徴をつかみ、自分に合う大学を選択しましょう。
京都府内の大学を目指す人はもちろん、京都府周辺の地域にある美大や東京五美大を目指す人も少なくありません。
早くから美大合格を目標としている生徒は、高校1年生や2年生から美術予備校へ通う方がほとんど。美大合格に必要な基礎力を身につけるためにも、デッサンや着彩などを学べる美術予備校へ通うことをおすすめします。
基礎コースは高校1・2年生が対象。高校3年生になるまでに、実技対策が整っている状態であることが理想だと考えており、基礎力を磨くために長い時間をかけて指導してくれます。2020年度の合格実績(※2020年2月時点)では、「京都精華大学」や「京都造形芸術大学」「嵯峨美術大学・短期大学」などへの合格者を多数輩出しています。(※参照元:ask京都アートスクール公式サイト)
住所 | 京都府京都市北区小山北上総町24 |
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コース | ■STコース・SPコース ■大学受験コース ■基礎コース ■高校受験コース ■ビギナーアートコース ■NET通信実技コース |
生徒の個性を大切にし、志望校に合わせた個別指導を行っている美術予備校です。授業では、志望校の実技試験に合わせて、デッサン・着彩・色彩構成などを学びます。春期・夏期・冬期講習や入試直前講習も実施。京都市立芸大、京都精華大など、各美術系大学への合格実績も豊富です。
住所 | 京都市中京区四条新町上ル小結棚町431 ヴォール・ヴォラン502 |
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コース | ■受験コース ■通信添削コース ■入試直前講習 ■一般コース |
京都市立芸大の受験に特化したコースや国立大・私大を目指すコース、高校1・2年生を対象とした基礎コースなどが設置されています。各コースで、実技の課題として課される描写・色彩・立体を強化するために、個別指導を実施。基本を大切に、高い実技力を養っていきます。
住所 | 京都市下京区河原町通松原下ル植松町717 幸兵ビル3F |
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コース | ■京都市立芸大コース ■国公立大学コース ■私立大学コース ■高1・2基礎コース ■中学生コース ■入学前サポートコース |