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沖縄県内で美術を学べる大学は、「沖縄県立芸術大学」と「琉球大学」の2つです。建築が学べる大学に「沖縄職業能力開発大学校」があります。
沖縄県近郊として九州まで目を向けると、鹿児島県に「鹿児島純心女子短期大学」「鹿児島大学」、宮崎県に「宮崎大学」などがあります。
県立の美大である「沖縄県立芸術大学」のキャンパスは3つ。一般教育棟や美術棟、音楽棟などがあるのは「首里当蔵キャンパス」で、那覇市首里当蔵町に位置しています。デザイン/中央棟や工芸棟、彫刻棟があるのは、那覇市首里崎山町の「首里崎山キャンパス」。「首里金城キャンパス」は、附属研究所となっています。
「琉球大学・教育学部」のキャンパスは、中頭郡中城村に位置しています。モノレールの場合、終点の「てだこ浦西駅」から距離があるため、学生のほとんどが自家用車かバスで通学しています。
「沖縄県立芸術大学」の美術工芸学部は、絵画・彫刻・芸術学の3つの専攻が設けられた「美術学科」と、デザイン・工芸の2つの専攻が設けられた「デザイン工芸学科」とに分けられています。美術学科の絵画専攻では、入学後に日本画と油画に分かれ、それぞれの表現方法を基礎から学習。デザイン工芸学科のデザイン専攻では、1年次で造形の基礎を学び、2~3年次で、生活・産業・環境・グラフィック・エディトリアル・映像デザインの領域を、選択制で学びます。
「琉球大学・教育学部」には美術教育専修が設けられており、絵画や彫刻ほか7つの分野から自由に選択し、基礎から応用までを学習。小学校教諭や、中学・高校の美術教諭として活躍するための、専門的な知識や実践力などを習得します。
沖縄県内で志望校を決めるには、選択肢が限られてしまうことから、沖縄県内から東京の美大・芸大を目指す方も多いです。
有名美大であればあるほど、入試をクリアするためには、デッサン力は必須。受験対策が整っている美術予備校で、しっかり基礎を身につけましょう。
高卒生と高校3年生を対象にした受験科には、総合美術や漫画・アニメ、デザイン、工芸、彫刻、絵画など、幅広い学科が設置されています。なかにも教育学部や建築科、芸術学科の入試に焦点を絞ったコースも。総合美術コースは、美大に行きたいが、何科を選択すべきか分からないという生徒のためのコースです。さまざまな素材に触れ、各専門分野の知識や技術を身に付けながら、自分のやりたいことを見つけるサポートを行ってくれます。志望大学が決まったら、コース変更も可能です。
住所 | 沖縄県那覇市古波蔵2−9−30 |
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設置科 | ■受験科 ■基礎科 ■通信教育部 |
芸大や美術系大学の実技入試を想定して、デッサンや平面・立体構成などの指導を受けられます。志望する専攻に必要な能力を習得できるよう、徹底した指導を実施。基礎コースでは、芸術系の高校へ進学する中学生や初心者の生徒を対象に、基礎力をつけるための指導を丁寧に行ってくれます。夜間部は月曜から金曜の18時から21時までの3時間、みっちり授業を行います。
住所 | 沖縄市中央1-2-3 2F |
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設置科 | ■芸大・美大受験対策実技講座 ■実技講座・基礎コース |