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Webサイトのデザインや制作が、ウェブデザイナーの主な仕事です。おおまかには「サイトの要件整理」「ワイヤーフレーム作り」「デザイン制作」「コーディング」の4つの業務にわけられます。
ウェブディレクターやプログラマーなどとチームを組み、協力しながら一つのWebサイトを構築していくウェブデザイナー。見た目の美しさだけでなく、快適に操作できるか、どのような体感が得られるか(UI/UX)などを考えながら設計することがポイントです。デザイン力はもちろん、SEOの知識を求められることもあるため、Webに関して幅広い知識が求められます。
どこの企業に就職するか、あるいはフリーランスで働くのか、スキルの有無などによっても収入は変わってきます。企業に所属している社員の場合は、300万円〜500万円が平均年収だと言われています。
派遣やアルバイトで働く場合の時給は、1,800円前後というところが多いでしょう。仕事の難易度によっても収入は変わり、時給1,000円前後、あるいは2,000円以上というケースもあるようです。
フリーランスで働く場合は、受注単価や案件数によって常に変動します。継続的に仕事をもらうためには、人脈ネットワーク作りが重要になるでしょう。
ものづくりに喜びを感じられる人、制作が好きな人は、ウェブデザイナーに向いていると言えます。
Webサイトは一つとして同じものはなく、さまざまな作品を作る必要があります。その全てのプロセスにおいて積極的に取り組める人でなければ、結果を出すこともスキルアップも難しいでしょう。
デザイナーとしてのセンスの良さを性質として持っている人も、ウェブデザイナーに向いています。センスの良いデザインを考え、生み出せる人はウェブデザイナーとして成功しやすいでしょう。
一人前のウェブデザイナーとして業界で活躍するには、Web制作会社などに就職して経験を積むのが一般的です。
ウェブデザイナーになるため、美大や専門学校で学ぶことは必須ではありません。しかしウェブデザイナーとして働く際に、高度な思考力を要する案件やクライアントの要望や意向を踏まえた上で、デザインに落とし込まなければならないことも多々あります。社会人としてのマナーや思考力、ビジネススキルなどを習得するためにも、美大で学んだ経験も、自分の強みになるでしょう。
ウェブデザイナーになるために必須となる資格はありませんが、必要なスキルは「企画力」「デザイン力」「コーディング力」の3つです。基本的なスキルとして「Illustrator」「Photoshop」「HTML」「CSS」「JavaScript」などを習得しておくと良いです。
就職や転職では、実務経験や実力が重視される傾向にありますが、「ウェブデザイン技能検定」「Webデザイナー検定」「HTML5プロフェッショナル認定試験」などの資格を取得することで、知識と技能があることの証明にもなります。