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石膏デッサンが苦手!

石膏デッサンが苦手という方のお悩みにお答えします。

Q.石膏デッサンはどうすれば上手くなれますか?

現在、高校2年です。美大への進学を希望していて、美術予備校にも通っています。

受験対策として石膏デッサンに取り組んでいるのですが、なかなか上手く描けません。

苦手な石膏デッサンが上手く描けるようになるコツなどはありますか?

A.プロセスの理解や観察力が大切

石膏デッサンは、白い石膏像の質感や量感、均整の取れた形態の表現、光による陰影の捉え方などが求められることから、多くの受験生が苦手としているモチーフです。石膏デッサンを入試の課題にしている大学は減りつつあるものの、石膏デッサンに取り組むことでさまざまなデッサンの技術や基本的な造形能力を学べるメリットがあります。

石膏デッサンをどう書き出せばいいのか分からない、面の取り方が上手くいかない、形を取るのが苦手などのお悩みを抱えている方に向けて、石膏デッサンを上達させるポイントをいくつか紹介します。

上手い人のプロセスを参考にする

石膏像の書き出し方をはじめ、光の捉え方や陰影の表現などが分からない場合、いきなり石膏デッサンに取り組んでも苦手意識を強めるだけになりかねません。そのため、石膏デッサンの上手い人がどのようなプロセスで描いているのかを参考にするのがおすすめです。

美術予備校や学校などで人が石膏像をデッサンしているのを後ろから見せてもらうのも良いですし、最近はYouTubeでも石膏デッサンのプロセスを解説する動画が配信されているので上手に活用しましょう。

石膏デッサンのプロセスをある程度理解できれば、自分で描く際のヒントにでき、イチから試行錯誤するよりも早く上達につながりやすくなります。

読み取り能力を鍛える

石膏デッサンに限らず、デッサンを上手く描くには高い読み取り能力が必要です。読み取り能力とは、いわゆる「よく見る・観察する」ということですが、デッサンが苦手な人は見たままではなく、見たつもりになって頭の中のなんとなくのイメージで描いていることが多い傾向にあります。それだと読み取る情報量が少ないため、観察力がより求められる石膏デッサンでは上手く描けなくなってしまうのです。

なんとなくのイメージで無意識に描いてしまわないように、顔の凹凸やそれによる影の落ち方、反射光の入り方などを意識して観察するのを繰り返していきましょう。そうすることで読み取り能力が鍛えられ、観察で得られる情報量も増えていきます。読み取り能力と描く能力はセットになるため、情報量が増えれば石膏デッサンも上達しやすくなります。

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