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ここでは、初心者でも美大に入ることは可能なのか、初心者でも学べるカリキュラムがあるのかどうかなどをまとめました。初心者で予備校に入った方の口コミも紹介しています。美術予備校が初心者に最適なのか知りたい方は、ぜひチェックしてください。
絵を描くのは好きだけど技術的なことはまったく勉強していない方や、中学・高校で美術部に入っていない方などでも、美大に入ることはできるのでしょうか?
答えだけをいうと、美大に入学することは可能です。美大を目指す方のなかには絵を描くのが下手だったり、美術の授業でしか絵を描いたことがなかったりする方がたくさんいます。
そんな方でも美大を目指すのにぴったりなのが美術予備校。美術予備校は大抵絵が得意で、そこそこ描ける人が多いと思われがちですが、誰もが美大に入りたくて上達するために予備校に行くもの。最初はどれだけヘタでも構わないのです。美術予備校は画材の使い方から表現方法まで美術の基本をイチから学ぶことができ、多種多様な美大入学に必要な基礎力を身につけられます。周りにライバルはたくさんいるので、お互いに切磋琢磨するのもいいでしょう。まずは、成長できる環境に自分を置くことが上達への近道になりますよ。
美術予備校ではどのような講義を行っているのかをご紹介します。
基礎科で学べるのは、美術の基本であるデッサンの描き方や色彩表現など。デッサンではモチーフの形や立体感、前後関係の表し方などを身につけていきます。色彩表現は、モチーフの色にスポットを当てることです。リンゴを赤だけでなく、緑や黄色といった色でも表現する方法を体得できます。平日の夜や日曜に講義を設定している予備校がほとんどです。
同じ美術というカテゴリでも、美大には油画や日本画、彫刻、工芸、デザイン、建築など専門分野は多岐にわたります。基礎科で基礎を学んだら、自分が目指したい専門分野のコースを選びましょう。各コースでは、油絵具で重ね塗りをすることでモチーフを表現する油彩や、水彩絵具で空間や色彩などを繊細に表現する着彩、水粘土で立体を作る塑造といったさまざまなカリキュラムが揃っています。表現方法は絵を描くことだけではありません。自分に合った専門分野を見極めておくことが大切です。
美術予備校のほとんどに、美大受験のための受験科があります。受験科の多くは高校3年生や既卒生が対象ですが、なかには高校2年から学べる予備校も。受験科では、苦手の克服や得意科目の達成、十分な学科対策をしてくれます。集中して課題に取り組める夏期講習・冬期講習や実力を判定するための模試も実施。また、志望校に合わせた課題づくりを行っているため、問題点を解消して実力を磨くことができ、短い期間で合格に導いてくれます。
美術予備校には、最短で美大合格を目指せるカリキュラムが充実しています。それは初心者であっても例外ではありません。カリキュラムが充実しているからこそ、初心者でもムリなく美術の勉強ができるからです。受験に限らず、「描くのが楽しい、作るのが好き」という生徒もいます。
また、美術予備校は無料体験できる予備校がほとんど。多くの方に美術やデザインに触れてもらおうと、門戸を大きく開いています。無料体験ではデッサンを描いて作品の講評まで行ってくれたり、行われている授業に参加できたりと内容はさまざま。専門の先生が制作の手順を丁寧に指導し、自分の絵の良いところや未熟な点をきちんと教えてくれます。受験・進路相談にも対応していて、悩みや質問にしっかり応えてくれるところが好評です。中学生向けに体験入学を行っている予備校も。
美大に行きたいけど画力に自信がない…と受験を諦めてしまうと、後悔だけが残ります。後悔でいっぱいの大学生活を送らないためにも、自分の進みたい道へ一歩踏み出すことが大切。そのために、まずは美術予備校をチェックしてみてはいかがでしょうか?