公開日: |更新日:
美大のオープンキャンパスについての質問にお答えします。
美大や芸大のオープンキャンパスへ行こうと考えているのですが、具体的に美大のどのような部分を見て回れば良いのでしょうか。注目すべき点や注意すべき点などについて教えてください。
まず一つは、大学の施設を見てみましょう。図書館や食堂、お店など、自分がその大学へ入学した後、どのような大学生活を送れるかをイメージしながら見て回ると、よりリアルに考えられると思います。
その大学に通っている現役生がいたら、学生の表情や様子をチェックしてみるのも良いかもしれません。
また、どのような講師に指導してもらいたいかという点も、志望校を決定するうえで重要なポイントになります。自分が受験する科の担当講師の名前や作品、略歴などを公式サイトで調べておくと、オープンキャンパスで講師に会ったときに、より具体的な質問ができると思います。
その他は大学の雰囲気を感じつつ、楽しみながら過ごすと良いでしょう。
将来、ゲームのCGデザイナーになりたいと思っている高校2年生です。美大のオープンキャンパスに参加するのですが、教授や在学生にはどのような質問をすれば良いのでしょうか。
美大で何を学ぶのか、将来どのような進路があり、どのような職業に就けるのかといったことは、大学の公式サイトや資料をチェックしたり、オープンキャンパスに参加してみたりすれば、ある程度把握できます。しかし、受験でどのような課題が課せられるのかといったことは表に出ないので分かりにくいもの。どんな課題が出るのか、合格者はどんな作品を考えて制作したのかなど、オープンキャンパスに参加すれば、聞くチャンスはあると思います。
受験の相談では、デッサンや平面構成の課題では何を求められているのか、どんな点を見ているかといったことが聞けると良いでしょう。
また、講義の内容や美術系講義と一般教養との割合、課題の量、卒業後の進路、奨学金といったことも聞けると理想的です。
美大の進路相談会では構内を見学できないのでしょうか。オープンキャンパスはタイミングが合わず、進路相談会にしか参加できません。
オープンキャンパスも進路相談会も、「大学の雰囲気をつかんで志望してほしい」という目的で行われるものなので、是が非でも両方に行かなければならないというものでは決してありません。進路相談会でもキャンパスを自由に見学できます。進大学によって内容は異なるものの、進路相談コーナーが設けられていたり、教授への質問も受け付けていたりします。
ただオープンキャンパスの方が、公開授業・講座は多いようです。
オープンキャンパスの体験授業でスピードシェイプを行うようです。資料に汚れてもいい服装での参加と記載されているのですが、一般的にどんな服装で行くと良いのでしょうか。
スピードシェイプではモデリングレジンをこねたり、削ったり、塗装したりといった作業をすることになると思うので、夏場ならTシャツにジーンズ、スニーカーといったラフな格好で良いでしょう。電車を利用する場合は、汚れたまま帰るのが嫌という人もいるでしょう。その場合は、厚手のエプロンを用意すると良いです。そのうえで長袖シャツを着用すれば、より安全に作業が進められます。
実際に入学してみたら想像と違って、学びたいことが学べなかった…というケースは、意外とよくあろもの。そのため、自分が学びたいことを学べるか、事前に確認することが大切になります。オープンキャンパスは、授業公開やアトリエ見学ができるので、資料だけでは把握しきれないリアルな授業風景を見られます。
美大によっては公式サイトでも合格者の作品を掲載していますが、オープンキャンパスでは合格者の作品を直に見られます。公式サイトやパンフレットなどに掲載されていない作品も見られるので、大きなメリットと言えるでしょう。優秀な学生の作品も展示されるので、学べることは多いはずです。
美大受験では、モチベーションを維持することがとても大切です。オープンキャンパスに行くことで、合格した自分をイメージしやすくなり、目標が現実味を帯びることで、モチベーションアップにもつながります。
オープンキャンパスへ参加することで、入試会場へのアクセスの仕方が確認できます。特に地方から受験する場合は、事前に大学への経路や所要時間をチェックし、周りの雰囲気に触れておくことで、試験当日の緊張も和らぐでしょう。東京の駅構内は迷いやすいので、確認しておくことをおすすめします。