広島市立大学芸術学部

広島市立大学は、1994年に開学した比較的新しい公立大学。県内でも珍しい学部が揃い、キャンパス全体で個性的な学生が多く学んでいます。芸術学部は入試のハードルが比較的低いため、美術のキャリアが浅い方や、どうしても現役で国公立を目指す必要がある方にも最適です。

公立美大の穴場！県内でも珍しい学部が揃う

広島市立大学には芸術学部のほか、県内でもあまり見かけない国際学部（公立大学ではここだけ）、情報科学部が設置されており、創作活動を通じて国際交流・地域社会との交流ができます。

芸術学部を持つ大学の中では比較的新しく設立された部類なので、美術業界での注目度は、他校に比べるとやや劣るところがあるようです。

授業内容は午前は座学、午後は実習とメリハリのついたスタイル。デザイン学科では展示構成や広報なども課題に盛り込まれるなど、作るだけではなくどのように見せるか、伝えるかというレベルまで丁寧に教わる事ができます。

縦より横の繋がりが強く、2年次で専攻が分かれた後も学科の同学年全員で展示会をするなど、良い刺激を受ける機会もたびたびあります。

ただ美大とは違い、教員の人数はあまり多くないので、自分がやりたいことが先生の管轄外であったり、教員がほとんど大学におらず稼動していない専攻などもあるので、やりたいことをしっかりと決めていない状態で入学するとその先で苦労するかもしれません。

美大としては倍率も低いため、現役で国公立の芸術学部を目指す方にはオススメです。

教員免許（芸術）、学芸員

広島市立大学の芸術学部の卒業生は、広島県はもちろん関東や近畿にも就職しています。卒業生の約50%が就職し、約20％が進学しているようです。主な就職先を以下にまとめました。

検定料：17,000円

	募集定員	志願者数	受験者数	最終合格者数	倍率
美術学科（日本画専攻）	10	40	33	14	2.4
美術学科（油画専攻）	20	56	54	26	2.1
美術学科（彫刻専攻）	7	23	17	10	1.7
デザイン工芸学科（一般前期）	30	112	110	34	3.2
デザイン工芸学科（一般後期）	10	139	72	11	6.5

大学入試センター	必須科目	選択科目
全学部共通	国語、外国語	地歴・公民、数学から1科目、もしくは理科から1科目または2科目
全学部共通	合計600点