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代々木ゼミナール造形学校は、藝大出身の講師が一人ひとりをしっかり見て、個性を伸ばしながら合格を目指していく少人数制の美術予備校です。校舎にはこれまでの入試資料が豊富なほか、大学でも見る事ができないレベルの全身石膏がいくつも展示されています。
引用元:代々木ゼミナール造形学校
http://art.yozemi.ac.jp/
代々木ゼミナール造形学校は、1962年から続く伝統ある美大芸大受験の専門予備校。開校以来ずっと、一人ひとりの状況に応じた細やかな指導を徹底し志望校合格へ導いています。2018年度は東京藝大に5名、多摩美に25名、ムサビに42名が合格しました。
授業は少人数制で先生のフォローが行き届く
学科はすべて5~15名の少人数制となっており、先生のフォローが全員に行き渡るようなスタイル。しっかり基礎・実践・応用を繰り返すことで実力を高め、全員合格を目指します。また、現在は規模をやや縮小したものの元々は3大予備校の1つであったこともあり、大手美術系の習得だけでなく学科にもかなり力を入れているのが特徴。学力がかなり要求される藝大入試において強みを持っている予備校です。
地方在住の昼間部生には専用寮を用意
地方在住の昼間部生は、本部校「代ゼミタワー」の専用学生寮を利用可能。また、冬期講習など講習会では遠方学生(関東一都六県以外に在住の方が対象)の授業料を優待してくれる、などのサポートもあるので、遠方在住者には嬉しい制度が盛りだくさんです。
入学金:本科(昼間部)86,400円 造形メイト(夜間・土日部)32,400円
コース | 授業日程 | 費用(税込) |
---|---|---|
油画科 日本画科 彫刻科 |
昼間部 月~土(36時間/週) |
680,000円 |
夜間部 月~金(15時間/週) |
425,000円 | |
デザイン・工芸科 | 昼間部 月~土(36時間/週) |
650,000円 |
夜間部 月~金(15時間/週) |
425,000円 | |
デザイン・工芸科(私大土日) 建築科(藝大) 先端芸術表現科 |
土日(12時間/週) | 355,000円 |
建築科 (美大・工学) 芸術学科(藝大) |
土or日(6時間/週) | 235,000円 |
芸術学科 (私立美大) |
土(3時間/週) | 120,000円 |
基礎科 | 夜間部 週2回(6時間/週) |
96,000円 |
ここで紹介した以外にもコースの選択肢があります。詳細は代々木ゼミナール造形学校のホームページをご確認ください。
自分はメンタルが弱く、現役で受験しないうちから浪人を想定していたのですが、造形学校の先生や両親が常に応援してくれたお陰で、最後まで走りきり合格をつかむ事ができました。弱気になってもここに来ると現役だからこそ絶対合格するぞ、という気持ちを常に感じさせてくれました。
高校2年から造形学校に通っていたので、藝大合格者のレベルの高さを肌身で感じられたのが勝因だと思います。先輩方を目標に努力し、自分なりに要領よくできるように様々な工夫を取り入れながら勉強しました。周りには理想が高い、と言われましたが、理想を追い求めたからこそ合格できたのだと思います。
藝大を目指すためには、芸術系の技術を高めるのはもちろんですが、その前段階であるセンターや、論述での得点がないとまず合格はつかめません。造形学校は他の美術予備校より勉強面に力を入れていたので、芸術面だけでなくすべての授業に全力投球して、知識を身につけるように努力しました。
カリキュラムは生徒一人ひとりに合った内容に変更してくれるので安心です。季節講習では志望校に特化した試験対策ができるので、自信がつきます。
デッサンの基礎から学べるところも◎。個人でやっている絵画教室と違い料金も安く、先生の指導もしっかりしていて満足しています。原宿駅から徒歩5分とアクセスが便利なところもお気に入りです。
代ゼミでは、先生からアドバイスをもらったり作品のプレゼンをしたりと、貴重な経験ができました。スランプだと感じるたびに「上達しているんだ」と考え、ひたすら描き続けました。思うように描けず苛立ちが募るとストレスが溜まってしまうので、そういうときには思い切って課題から離れてリフレッシュすることも大切だと思います。
代ゼミの先生方の力を借り、ポートフォリオ作成も面接練習もやり切って、これで落ちても後悔はないと思えるくらい自信がありました。けれどやっぱり合格発表まではドキドキしていました。学校ではみんな遊んでいるのに、自分だけ受験勉強に打ち込むのはつらかったです。でも、将来デザイナーになりたいという夢を忘れずに頑張りました。
代ゼミで学んだことはすべて大学でも役に立っています。特に有色下地デッサンは確実に自分の力になっていて、表現の幅がぐんと広がりました。あと、小論文の課題もあったのでその課題も出してもらって力をつけられたのは良かったです。
引用元:代々木ゼミナール造形学校(https://art.yozemi.ac.jp/work/yuga.html)
椅子に座る女性を描いた人物画です。人の複雑な構造を理解して描かなければならないうえ、麦わら帽子・服・椅子・金魚鉢など質感の異なるモチーフを描き分ける必要があり、技術力を要するデッサンです。
引用元:代々木ゼミナール造形学校(https://art.yozemi.ac.jp/work/yuga.html)
下からぼんやりと照らされる立方体と、それを持つ手を描いた逆光デッサンです。逆光だとモチーフの輪郭が捉えづらくなるだけではなく、黒の比率が多くなり、より細かなトーンを表現する必要があります。
引用元:代々木ゼミナール造形学校(https://art.yozemi.ac.jp/work/yuga.html)
代々木ゼミナール造形学校では、過去の入試で出されたデッサンの再現も行っています。こちらは、武蔵野美術大学が過去に出した入試問題とほとんど同じモチーフ。入試では輪郭をとらえる力や質感の描き分けなど総合力を求められるデッサンが多く、着実に技術力をつけるための題材として最適です。
引用元:代々木ゼミナール造形学校(https://art.yozemi.ac.jp/work/yuga.html)
パイプ椅子に座る女性のデッサンです。人体が作りだす複雑な凹凸や奥行きの描き分けが求められる題材。「人物」は見慣れているからこそデッサンの狂いがはっきりと分かってしまうため、目の前のものを素直に写し取る力が試されます。
引用元:代々木ゼミナール造形学校(https://art.yozemi.ac.jp/work/yuga.html)
題材は、胴体部分のみの石膏像「ベルベデーレのトルソ」です。コントラストを高くして、石膏が作りだす美しい陰影と断面のざらつきを表現。光が当たるところは白く抜き、背景に鉛筆を重ねることで、メインとなる石膏像を際立たせています。
プレ講習 | 9:30~16:30 |
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受験相談会 | 13:00~16:00 |
体験デッサン | 12:30~16:30 |
体験色彩構成 | 12:30~16:30 |
代々木ゼミナール造形学校では、美大に進学を考えている方に「プレ講習」や「体験デッサン」といった無料体験会を実施しています。プレ講習では、実力をすぐに上げたい方や今年受験する方におすすめで、さまざまな科を受ける事が可能。春の講習会と合わせると周りの学生に差がつけられます。
体験デッサンでは、デッサンの体験授業だけでなく美大入試説明や進路相談も実施。自分に合った講座の発見や、進路に対する不安や悩みを解消できます。受験生だけでなく保護者も一緒に受験相談会を受けることが可能です。ほかにも、デザイン科の入試科目である色彩構成を無料で体験できる「体験色彩構成」も実施しています。
代々木ゼミナール造形学校では、毎週土曜日に「土ゼミ」というものを実施。油画や日本画だけでなく、さまざまな科の授業を無料で1回だけ受けられます。対象は高校生のみで、美術を本気でやってみたいと考えている方におすすめです。また、新高3年を対象に「美大受験準備講座」といった講座も実施。デッサンと色彩の基礎を固めるのを目的としている講座で、一足先に現役合格を目指して勉強ができます。
アクセス | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-62-3 (JR山手線 原宿駅竹下口より徒歩2分) |
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設置科 | ■ 油画科 ■ 日本画科 ■ 彫刻科 ■ デザイン・工芸科 ■ 建築科 ■ 先端藝術表現科(映像・アニメーション) ■ 芸術学科(美術史・美学) ■ 学科 ■ 推薦・AO入試対策 ----- ■ 基礎科(高校生コース) ■ 基礎科(中学生コース) ■ 個別指導アトリエ ■ 造形ジュニア・こども絵画教室 |