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河合塾美術研究所

河合塾美術研究所は、受かるための作品作りばかりではなく、一人ひとりの目標や個性を伸ばしサポートする形で合格を目指す美大予備校。母体が大手予備校とあって、一般科目の指導も充実。大学情報や過去問も沢山揃います。

受験指導を受けながらアーティストとしての基礎作りをする場

河合塾美術研究所
引用元:河合塾美術研究所
http://art.kawai-juku.ac.jp/

河合塾といえば一般入試向けの大型予備校として有名ですが、美大・芸大進学を目指す人向けの専門校の運営もしています。2020年度の合格実績は、東京藝術大学(東京藝大)33名、武蔵野美術大学(ムサビ)211名、多摩美術大学(多摩美)141名。補欠合格も含んだ数値を出している塾が多い中、こちらは補欠合格は含んでいない数値です。現役合格者も多く、なかなか実績のある予備校ですね。 全国の芸大・美大をめざす方のためのさまざまな情報提供をする資料、テキストも豊富です。

次代のアーティスト育成に注力

一般的な予備校は「美大に合格できる作品をつくるコツ」を教えるところが多いですが、河合塾美術研究所は受験指導という枠を超え、経験豊富な講師陣が、個人の資質を見つめ、大学進学後も視野に入れたていねいな個人指導を展開しています。生徒がアーティスト・デザイナーになるための基礎教育はもちろんのこと、作品の講評も丁寧に行いますし、個人面談などで進捗をチェックしサポートします。そのため、一人ひとりがそれぞれの目標に向かって、しっかり努力できる場になっているのです。

一般科目対策も充実

勿論ですが一般科目対策も万全。河合塾が誇るセンター試験教材、私大入試の傾向と対策をバッチリ抑えたテキスト、全国模試などで学力の判定も的確にできます。そのため、実技だけでなく基礎学力も問われる入試を目指す方にも特にオススメです。

現役合格率が高い美術予備校は?

主なコースと学費

高卒生、高2,3生 新宿校 9月入学(10月以降は要問合せ)

入学金:本科40,000円 専科30,000円

入学金免除対象あり
コース 授業日程 費用(税込)
油絵
日本画
彫刻
デザイン・工芸
本科(9:30~16:30) 442,000円
平日専科6日(月~土 17:30~20:30) 246,000円
平日専科3日(月~水 17:30~20:30) 135,000円
映像 専科 水曜(17:30~20:30)・日曜(9:30~18:00) 164,000円
総合美術 専科 日曜(9:30~18:00) 180,000円
建築/工学系 専科 金曜 74,500円
建築/芸大美大 専科 日曜(9:30~18:00) 145,500円
先端芸術表現 専科 火曜・木曜・日曜 237,500円
学科 本科 美大英語(火・木)18:30~20:30 56,000円
本科 美大国語(水・金)18:30~20:00 48,000円
専科 高3美大国語/高3美大国語 各39,500円
※学費には消費税を含みます。

ここで紹介した以外にもコースの選択肢があります。詳細は河合塾美術研究所のホームページをご確認ください。
2020年12月9日現在

美術予備校の学費について
詳しくみる

卒業生・在校生の声

吹き出し高校の基礎クラスから通いましたが、造形の色々な側面に挑戦できるような工夫がされており、絵画の技術や物の見方で大切なことを沢山教わりました。先生方は不思議な空気感をかもし出し、周囲の生徒達も皆上手で、毎日何かしらの刺激を受けていました。

吹き出し純粋に絵を描くことに打ち込める環境に憧れ河合塾に通い始めましたが、周囲の仲間がひたすらに上を目指している姿に驚き、自分ももっと上手くなりたいと強い感情が芽生えたことを覚えています。迷ったときにはいつでも先生に相談できたので、常に自分の位置を確認しながら前に進むことができました。

吹き出し河合塾の指導は、合格するためだけの方法論を押し付けるのではなく、生徒一人ひとりを「造り手」として尊重し、それをサポートする形なので、「何のために美大に行きたいのか」を常に考えさせられました。それが大学生活にも生かされ、今も目標を失わず貪欲に美術を学びつづけています。

吹き出ししんどいときに先生から「頑張れ」と言ってもらえて、いつも応援されていることが嬉しかったです。また、先生から「線の表現が良いからそれを極めてレパートリーを増やしてみたら?」とアドバイスも頂きました。そのおかげで無事合格することができたので、本当に良かったです。自分が得意な表現を極めていくことの大事さを学べました。

吹き出し個性的な講師が多く、しかもそのほとんどが第一線で活躍している方たちばかりでした。現役の芸術家の目線で指導してもらえる環境に感謝するばかりです。特にうれしかったのが、好きな作家に作品を一言でもほめてもらえたこと。それがきっかけで「もっと頑張ろう」というやる気につながりました。ときには辛口のコメントが寄せられることもありましたが、悔しくても講師陣の論評は勉強になることばかりだったと思います。受験生時代はつらい気持ちになることも多くありました。ですがそのおかげで、多少困難なことがあっても「乗り越えられる」という意識を持てるようになっています。

吹き出し河合塾美術研究所は、まったくの初心者が美術の基礎を学ぶのに適している予備校だと思います。東京藝大、武蔵美、多摩美に行きたいという絵がうまい人たちが毎回行なっている作品の講評会。絵を習い始めた人も、そこそこの腕前の人も「上には上がいる」ということを見せつけられます。それでも一年頑張れば美大には行けるところです。

吹き出しもともとはデザイン科に進もうと思っていましたが、夏期講習を受けてから油絵科に志望変更しました。夏期講習にはさまざまなジャンルを学んでいる生徒がいたこともあり、現代美術の面白さに目覚めさせられたといっても過言ではありません。デザインの世界にこだわらず、「もっと自分の可能性を広げたい」と思わせてくれた予備校でした。

河合塾美術研究所の最新情報

体験入学情報

日時 ■春、夏、冬の年間3回
授業時間:9:30~16:30
※詳しくはお問い合わせください
場所 河合塾美術研究所 新宿校
東京都新宿区西新宿7-14-5
内容 河合塾美術研究所の無料体験入塾では、普段行っている授業内容をそのまま体験可能です。例えば、デッサンの授業ならデッサン用の鉛筆の削り方から練り消しゴムの使い方などの初歩的なことから、作品へのアドバイスや講評まで丁寧に教えてもらえます。このほかにも、季節毎に無料実技体験講座や公開授業も実施。無料実技体験講座では、石膏像のデッサン、花や食べ物などのモチーフを描写する静物デッサン、モチーフの配置を自分で決めて画面を構成してデッサンする構成デッサンなどの内容が体験できます。公開講座では、日本画・油絵・彫刻・デザイン・工芸などさまざまな専攻の講座が受講可能。講師の方のデモンストレーションを見てポイントを学べる専攻もあります。

そのほかのニュース

河合塾美術研究所では、美術作品に触れたり学んだりする環境が整っており、展示会や外部の方との交流の機会が豊富です。合格者作品展や自由作品展などの塾生作品展では、投票によって選ばれた作品が展示されます。塾生同士で切磋琢磨して良い作品を生み出せるでしょう。現場で活躍しているアーティストやデザイナーによる特別企画展や、大学の講師によるアーティストトークなど、創作の糧となるイベントが多数開催されています。

河合塾美術研究所 所在地

新宿校 名古屋校
アクセス 東京都新宿区西新宿7-14-5
(JR各線 新宿西口から徒歩5分)
愛知県名古屋市千種区今池2-1-10
(JR中央線 千種駅から徒歩2分)
設置科 ■ 油絵
■ 日本画
■ 彫刻
■ デザイン・工芸
■ 建築
■ 先端芸術表現
■ 芸術学
■ 映像
■ 総合美術
■ 美大学科
■ 通信教育
--------
■ 基礎高1・2
■ 基礎中学
■ 油絵
■ 日本画
■ 彫刻
■ デザイン・工芸
■ デザイン・工芸基礎
■ 美術総合・京都芸大
■ 教育美術
■ 建築
■ 芸術学
■ 映像・アニメ・マンガ
■ 名市大(芸術工学)
■ 学科
■ 通信教育
--------
■ 基礎高1・2
■ 基礎中学
■ こども教室
■ 社会人教室

河合塾美術研究所の作品群

河合塾美術研究所の作品群の画像01
引用元:河合塾美術研究所(http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/course/jpn/)

日本画を専攻している生徒の作品です。モチーフは日本を連想させるものを使用していますが、ワインボトルが加わることでどこか洋風の雰囲気を醸し出しています。日本画に新たな風を吹き込みそうな勢いを感じさせるデッサンです。

河合塾美術研究所の作品群の画像02
引用元:河合塾美術研究所(http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/course/jpn/)

複数のモチーフを収めた1枚です。小動物の剥製は毛の1本1本まで忠実に再現されており、体毛と尻尾では毛質まで変えているこだわりよう。その他のモチーフもそのもののリアルな質感を追及していることが伝わってきます。

河合塾美術研究所の作品群の画像03
引用元:河合塾美術研究所(http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/course/dsg/)

デザイン・工芸を専攻にしている学生の作品。手と野菜それぞれの質感の違いが伝わってきます。白と黒のコントラストの違いのみで作り込まれた1枚です。

河合塾美術研究所の作品群の画像04
引用元:河合塾美術研究所(http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/course/dsg/)

白い菊の花が印象的な1枚。手前には銀色に光る虫眼鏡があり、光に反射してきらめいているのがわかります。二枚貝を思わせるモチーフの鈍色との相性も抜群です。

河合塾美術研究所の作品群の画像05
引用元:河合塾美術研究所(http://art.kawai-juku.ac.jp/kanto/course/scl/)

彫刻を専攻している生徒の作品です。人物のモチーフが多い彫刻のなかで異彩を放つ形をしています。一見すると本棚を横にしたような形に見えますが、作られた意図や用途などはわかりません。しかし、1度手に取って眺めてみたくなる作品です。

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