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美大受験を成功させるポイントは、実技試験の攻略法にあります。当然、基本となるのは、指導を受けながら日々画力を磨き続けること。ただ何も考えずにキャンバスに向かい続けると目的や理由を見失い、モチベーションが低下することも…。美大受験で求められるスキルや美術予備校でやるべきこと、試験当日までに備えることをきちんと理解することで、より深く学べるようになります。
多くの学科で実技試験として出題されるのが、デッサン画です。受験者に基礎的な画力が備わっているかを判断するものですが、出題側はさまざまな観点から作品を見て合否を決めています。ここでは、実技試験において意識すべきポイントをまとめました。
実技試験で使うため、受験の際に画材の持ち込みが必要な大学もあります。忘れてしまうと、受験できなくなる可能性も。ここでは油絵学科を受験する場合に必要な持ち物についてご紹介しています。
美術予備校では学科試験の模擬試験の代わりに「順位付け(コンクール)」と呼ばれるものが定期的に開催されます。美大合格するための腕を磨く絶好の機会でもあるので積極的に参加してもらいたいものの1つです。どのようなことをするのか紹介しています。
美大受験生の受験勉強の1日がどのようなものか分からないという方も多いのではないでしょうか?美大受験を突破するためにも、合格するために美大受験生がどのような1日を送っているのかについて紹介しています。
美大合格があればその反対の不合格もあります。しかし、不合格の方の受験失敗談の中には美大合格のためのヒントがたくさん隠されているのです。そこで、美大受験して一度失敗してしまった人がどのようにして合格したのかについての3人分の失敗体験談をご紹介しています。
AO・推薦入試を希望する場合に、必須となるのが過去の作品を集めたポートフォリオ。画力だけでなく、生徒の独特の世界観や可能性、感性などが見られるものなので、見やすさ読みやすさ、美しさなどの構成を考えて仕上げることが大切です。
実技試験で課せられる色彩構成(平面構成)には、色彩感覚とセンスが必要です。課題をクリアするためには、トレーニングを積み重ねるほかありません。アイデアを書き留めて分析し、相手に伝わりやすい画面構成を考えていきます。画面を美しく見せるには“黄金比率”がポイントです。色彩構成(平面構成)の考え方やコツ、美大受験生の作品例をチェックしてみましょう。
デッサンを上達させるには、何より日々の積み重ねが大切です。量を描くことも上達のポイントですが、対象物を観察し、質の高いデッサンを積み重ねることが、美大合格への鍵となります。デッサンの基本となる道具の使い方も、今一度確認しておきましょう。目標の美大受験を突破できるように、デッサンのコツをご紹介します。
デッサンが上達するか否かは、対象物の形を上手く取れるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。形を正確に取るには、何度も形を取り直し修正することが大切です。正確な形を再現するには直線を使った練習方法も有効です。
これまで日々受験対策を積み重ねてきた受験生も、いよいよ本番という時、受験票や道具を忘れたり、時間を間違えたりといった基本的なミスをするケースも。受験当日に実力を発揮するためにも、事前準備が大切です。
受験では効率良く作品を仕上げることが大切。そのため美大を目指す学生が使う道具と、趣味で使う絵具には若干の違いがあります。デッサンや色彩用具、油絵具など美大受験生が使う主な道具や、おすすめの筆・絵の具について知っておきましょう。
鉛筆デッサンでは使う鉛筆や描き方によって仕上がりが変わります。受験ではモチーフの形を正確に取れているかどうかも重要なポイント。鉛筆の選び方から削り方、持ち方、鉛筆を使って比率を測る方法などを押さえ、受験に備えましょう。
紙が汚れる原因には、手の汗や皮脂、鉛筆の粉、消しゴムのかけすぎなどがあります。画面を汚さずにキレイなデッサンに仕上げるには、下敷きを使ったり、画板を叩いたりといった方法があります。いろいろなやり方を試し、自分が使いやすい方法を見つけましょう。
ねり消しゴムは、デッサンをする上で欠かせない道具の一つです。ハイライトを入れたり、馴染ませたり、濃淡を表現するために使いますが、思い通りに使いこなすには練習が必要な道具でもあります。ねり消しゴムの使い方を学んで、デッサンのレベルアップを目指しましょう。
デッサンで文字をうまく描くコツは、パースを意識しながら描くことです。全体のバランスを見ながら、枠や補助線を描き、その上で、文字を描き進めていきます。デッサンの試験でモチーフにラベルなどの文字がついていた場合は時間配分も大切。ラベルの描き方や、文字をどこまで描けば良いのかについて解説します。
デザイン科の試験では、デッサンや平面構成、立体構成などの実技試験が課せられますが、中には学科試験のみで受けられる大学も。実技試験の内容や対策、実力アップのために普段からできることなどをご紹介します。
画版(カルトン)は、デッサンの際に画用紙などの下に敷いて使うもので、美大の実技試験に欠かせない道具の一つです。画版の使い方や選び方のポイントをチェックし、用途に合わせて素材やサイズを選びましょう。
デッサンに必要な技法のひとつ、グラデーション。志望校合格を目指すため、デッサンの質を上げるグラデーションの練習方法や、活かし方のポイントをご紹介。効果的・効率的に使いこなせるように、参考にしてみてください。
世の中にある物のほとんどは立体であるため、実際には存在しない「輪郭線」。あるのは物の「端」や「境目」ですが、立体を正確に平面に落とし込む為にも、輪郭線の理解は欠かせません。ここでは輪郭線の表現方法についてご紹介します。
美大のデザイン科の実技試験では立体物を平面上にいかに表現できるかが重要なポイント。ここでは物を立体的に表現するために光と陰影を描く手順や、上達のポイント、失敗しやすいポイントを紹介しています。
美大入試の鉛筆デッサンでは、果物や花、ガラス、鉄など、いろいろなモチーフが出題されます。試験をクリアするにはさまざまなモチーフの質感を描き分けられなければなりません。モチーフそれぞれの質感の描き方をしっかり押さえておきましょう。
デッサンを上達させるにはモチーフの全体像を把握するための、空間を認知する力が不可欠。平面上に奥行きをもたせることでデッサンにリアリティが生まれるため、空間の考え方や奥行きの表現方法について学んでおきましょう。
デッサンに不可欠な観察力。なぜ観察力が必要なのか、どう見ることが「観察」で、どうすれば鍛えられるのか、具体的にはわからないという人のためにポイントを紹介しています。観察力を磨く参考にしてください。
美大受験では避けて通れないデッサンなのに、嫌い・苦手という人は珍しくないでしょう。なぜデッサンが苦手なのかを原因を探り、デッサンの本当の意義や、楽しくデッサンする方法を紹介します。
デッサンが不自然なのは、パースペクティブ(遠近法)がよく理解できていないからかもしれません。今一度遠近法を理解し、正確なデッサンを追求しましょう。
デッサンの定番モチーフとなっているりんご。身近な果物のりんごがデッサンのモチーフによく選ばれる理由はなぜなのかをはじめ、りんごをデッサンするメリットや上手くデッサンするコツなどを紹介します。
美大受験に向けて、美大でのキャンパスライフや美術予備校での授業がどんなものなのか知りたい受験生もいるはず。入学する前に美大の世界や受験までの日々を垣間見れる漫画や書籍を紹介します。美大の魅力を知ることで、受験勉強のモチベーションアップにもつながるかもしれません
美術系大学の受験を目指す方が、知識を深めておくべきことのひとつがマチエール。鉛筆1本でも使い方を工夫することで、陰影をより効果的に表現できます。そうした技法の大元となっているマチエールと、その活用方法について、ぜひ知識を深めておいてください。
アクリル絵の具には透明色と不透明色があり、どちらを選ぶかによってできる表現が異なります。また発色・硬さ・価格・色数などにも違いがあるので、それぞれの絵具の性質を知っておくことが大切です。またアクリルガッシュも、アクリル絵の具と異なる画材。アクリル絵の具の選び方や、アクリル絵具とアクリルガッシュの違いについて解説しています。
美大受験の課題の一つである粘土の立体構成。粘土の立体構成を行うには水粘土・粘土板・定規・粘土ベラ・ゴムベラなど様々な道具が必要です。それぞれの道具の使い方・選び方や、具体的な立体構成の制作の流れ、チェックしたいポイントについてまとめました。
デッサンする際、正確に描写できているか確認するために使用するデッサンスケール(デスケル)。角度をチェックしたり、構図を考えたりするのに役立ちます。しかしデスケルには複数種類があるので、キャンバスに合ったものを選ばなくてはなりません。キャンバスに合うものがない場合は自分で作ることもできます。
紀元前700年ごろにギリシャ地方で発展したギリシャ美術。彫刻や絵画建築など、今後の美術史の基礎となる様式が培われました。アルカイック期、クラシック期、ヘレニズム期の3つ期間分けられるのが特徴的で、「ミロのヴィーナス」や「サモトラケのミケ」、「パルテノン神殿」などが代表作です。ここではギリシャ美術について詳しく解説しています。
ヘレニズム期の延長に当たるローマ美術。ローマ美術はギリシャ美術への憧れから模倣作が多かったのが特徴です。「コロッセオ」、「コンスタンティヌス大帝の巨像の頭部」、「ディオニュソスの秘儀」、「ティトゥスの凱旋門」などがローマ美術の代表作。モチーフは神話や自然、宗教などでした。ここではローマ美術について詳しく解説しています。
キリスト教が弾圧されていた時代に流行した初期キリスト教美術は、キリスト教徒がカタコンベで間接的に信仰心を描きました。パンや魚などがその一例であり、「パンを祝福する羊」や「会食の図」などが有名です。ここでは初期キリスト教美術について詳しく解説しています。
ビザンティン美術は東方キリスト教世界を描いており、コンスタンティノポリスを中心に栄えました。ササン朝ペルシアの美術やヘレニズム美術の様式も取り入れているのが特徴的。精神的な抽象や色彩などに注力した作品が多く残されています。ここではビザンティン美術について詳しく解説しています。
大聖堂の建築を中心に発展したゴシック美術。細部描写に凝った装飾的な表現や世俗的主題への関心といった特性は、絵画よりも建築物に現れており、「ノートルダム大聖堂」や「シャルトル大聖堂」などが代表作。尖塔アーチやリヴ・ヴォールト、フライング・バットレスといった建築様式もゴシック美術の特徴です。ここではゴシック美術について詳しく紹介しています。
イタリアのフィレンツェで花開いたルネサンス美術。キリスト教中心の作品から、人間にフォーカスした作品へとシフトしていきました。古典美術と科学が基になっているのが特徴的で、伝統的なテーマに新たな解釈を加えた美術です。レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロなどが活躍した時代でもありました。ここではルネサンス美術について詳しく解説しています。
バロック美術はルネサンス美術を崩した美術です。あえてバランスを崩した、躍動感ある表現が好まれました。宗教改革の影響を色濃く受けた美術でもあり、絵画や彫刻が広告としての役割を果たしました。ここではバロック美術について解説しています。
女性の裸体画や豪華な家具、装飾品など、優雅で甘美な貴族らしい雰囲気の絵画が多く描かれたロココ美術。1700年代はじめ、ルイ14世の絶対王政から解放された反動から、美しく繊細なタッチの芸術が流行するようになりました。ここでは、ロココ美術について解説しています。
18世紀中ごろから19世紀はじめのローマを中心に起こった新古典主義は、理性的で写真のような正確な表現の芸術です。当時、ポンペイ遺跡の発掘やナポレオンの登場など、歴史的変動の影響から古典的かつ直線的で力強い表現の芸術が評価されていました。
18世紀末から19世紀前半にかけて、新古典主義の対抗表現として生まれたのがロマン主義です。これまでの表現が抑制された芸術ではなく、自分自身の感性や個性を主張する運動で、現実世界の風景や事件などを写実的に描こうとする画家たちが登場しました。ここではロマン主義について詳しく解説しています。
聖書や神話をテーマにした芸術だけが評価されるフランス王立美術アカデミーに異を唱え、現実の世界だけを見たままに描こうとしたのが写実主義の画家たちです。当時、自然で写実的な表現は画期的で、新しい時代の潮流となっていきました。
現実の世界を描く「写実主義」を受け継ぎ、ありのままの光景を描いた印象派。主に屋外の木々や自然の風景、街の人々を描きました。異なる色の絵具をカンバスの上で塗り重ねる「筆触分割」は当時としては画期的で、後の近代絵画に大きな影響を与えています。
印象派の時代後にフランスで登場した画家たちを、ポスト印象派と呼びます。彼らは風景を見たまま描くのではなく、風景に自分の感情を乗せて独自の技法で表現することを追求しました。ポスト印象派の特徴や代表作について詳しく知りたい方は、こちらをチェックしてみてください。
人間の苦悩や恐怖、愛や喜びなどの内なる感情を、物や人物といった形あるものを用いて表現しようとする動きが象徴主義です。当時の産業革命や科学、精神科学の発達によって「目に見えるもの・そうでないもの」の両方への強い関心から生まれた新しい表現で、後の芸術にも影響を与えたと言われています。
人間の内なる感情を形あるもので表現した「象徴主義」が登場した19世紀後半、画家の心の中の心情を、特に強調して描写された芸術は表現主義と呼ばれます。外の世界の印象を描く印象派とは対照的な美術で、芸術の世界だけでなく人の心理研究にも大きな影響を与えました。
人間の心の中にある無意識や夢の世界、現実には再現できない空想の世界を模索して、斬新に表現したのが超現実主義(シュルレアリスム)です。視覚芸術を自由な想像力で描く表現は斬新的で、近代アートの礎にもなっています。
遠近法や1視点からの描写といった、これまでの美術の常識を打ち破って生まれたキュビズム。複数の視点から見たイメージを幾何学的に変化させて再構築した上で描かれる様式で、近代美術の巨匠ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されました。
第2次世界大戦時代にアメリカで生まれた新しい芸術表現です。巨大なキャンバスに絵の具を飛び散らせる「アクションペインティング」や1色に塗ったキャンバスで画家の感覚を表現する「カラーフィールドペインティング」など、近代アートの歴史はここから拓かれていきました。
21世紀美術とも言われる現代美術、現代アートの大きな特徴は、何と言っても表現の領域の広さです。このページでは、現代美術・現代アートと呼ばれる芸術の定義とは何かを解説しながら、現代美術における代表的なアーティストについて紹介しています。
芸大や美大など芸術分野を目指す以外にも、美術史を学ぶ意味はあるのでしょうか。ここでは、美術史を学ぶ意味や目的、芸術分野を志す上で知っておきたい美術史の概要を解説しています。
「目で見て理解する聖書」と言われる宗教画。見るポイントや描かれた絵の意味を知っておくと、さらに西洋美術が面白くなりますよ。ここでは、宗教画の見方や楽しみ方を分かりやすく紹介しています。
一般的な美大では、1・2年次に基礎力を養うためのカリキュラムが豊富に組まれています。しかし、広く名前が知られているような有名美大では、1年次から専門的な内容の授業が組まれていることが多いです。そのため、特に有名美大を志望している場合は、大学に入ってから授業についていけないということがないよう、事前に基礎力を磨いておくことが大切です。
基礎がしっかりしていないと、技術を学んでも応用ができない場合もあります。入学前に基礎力を磨いておくことで、専門領域に進んだ際に、実力が大きく伸びやすいのです。
美術やデザインの基礎力を磨くには、美術予備校や美大入試対策を行っている画塾などに通うのが一般的です。
絵を上手く描く技術や、デザイン・作品を作る能力は大切ですが、その根本には、コンセプト設計やアイデア設計ができる能力を備えているかどうかが関わっています。
技術は努力すれば磨けますが、その人の考え方や価値観といったことは、誰にも真似できません。もちろん技術面を磨くことも重要ですが、自分だけの強みを知り、その部分を伸ばしたり鍛えたりすることを後回しにしないように気をつけましょう。
将来、自分のやりたいことが決まっている場合は、常にその分野の情報にアンテナを張っておきましょう。
その専門領域で活躍している、有名アーティストやデザイナーについて知っておくことはもちろん、最近のトレンドなど、いろいろな情報のリサーチを習慣にすると良いでしょう。
さまざまな情報を仕入れておくことで、自分が作品を作る際に、良いアイデアが浮かびやすくなります。
自分が進みたい分野の情報収集をしている方は、自然とできていることかもしれませんが、芸術やデザインの情報について知っておくことは、とても大切なことです。
専門分野だけでなく、例えばデザイン科の学生が、日本画や西洋美術に関して広く知っていることも珍しくありません。
知識が少なくて恥ずかしい思いをしないよう、過去の有名な芸術家やその作品くらいは、最低限覚えておきましょう。
また、世界の名画や現役芸術家などの作品を鑑賞したり、作品の意図について学んだりすることで、自分の感性も磨かれていきます。
美大は狭き門を通ってきた猛者の集まりです。そのため、自分より上手い人がいると思うのは当たり前のことですが、そこを意識しすぎて自信を失う人もいるようです。
他人と自分を比較して、できない自分を責めてしまうと、メンタルが損なわれてしまいます。そうならないようにするには、「自分の基準を作る」ことがポイントです。
周りに目を向けるのではなく、自分自身の過去と現在の実力を比べてみましょう。どれだけ成長できているかわかるはずです。自分なりの基準を決めて、そこに達していなければ、努力すれば良いのです。
長時間絵を描き続けていると、かなりの労力が失われます。受験直前にはデッサンを1日に何度も行ったり、美大入学後には課題制作のために徹夜したりすることもあるため、普段から基礎体力をつけておくことが大切です。
アート作品にはハッキリした意図がない場合もありますが、広告などのデザイン作品の場合は、「何を伝えるか」という具体的な意図が必要です。
美大のデザイン科では、ポートフォリオやプレゼンボードなどを作る機会も多いため、相手に伝える力を身につけておくと良いでしょう。
どうすれば相手に伝わるか、感じてもらえるかを考え、伝えたい内容を文章にして書いてみることで、徐々に伝える力が身に付いていきます。
美大に合格するには、デッサンやデザインスキルだけでなく、学科対策も必要です。
大学によって入試内容は異なりますが、人気の大学の場合は実技試験で良い点が取れても、学科試験の点数が悪ければ合格できないことが多いです。
逆に、学科試験の点数が良ければ、実技試験の点数をカバーできることもあります。
志望校に合格するには、実技力を磨くだけでなく、学科の勉強もしっかり行っておきましょう。
一般的なイメージだと、「美大合格=才能がある」と思う人が多いのではないでしょうか?「あなたは才能があるから合格した」「あなたは才能がないから不合格」。こんな言い方をする方がいるかもしれませんが、現実は違います。
美大に入学する人は、芸術を心から愛する人です。 好きだから、どうしても入学したい。 だから、たとえ狭き門だとしても「絶対合格する」という強い意志を持ち、集中して努力するからこそ上手くなるのです。
そのため、美大合格に才能は関係ありません。 周りが好き勝手に才能があるとかないとかいうことは受験生本人にプレッシャーをかけてしまうことがあります。絶対おすすめできません。美大に合格するのは好きで努力できる人なのです。
美大合格は絵が上手ければ、勉強は必要ないと思われているかもしれませんが、実はそうではありません。確かに、一般の大学と比較すると、合格するために必要な学科の比重は軽くなるでしょう。しかし学科試験もあるので、勉強は必要不可欠です。国立か私立かによっても学科試験の判定基準や比率が変わるので、最適な受験対策が行えるように、志望校はできるだけ早く決めたほうが良いでしょう。
美大受験生にとって、受験直前はデッサン画の練習により力を入れるべき時期になるため、学科対策の時間を確保するのは難しいものです。だからこそ日頃から努力する必要があります。