「版画学科」の対策ができる美術予備校

美大の版画学科では何をする？

版画には、浮世絵で知られる凸版画（木版画）の他に、平版画（リトグラフ）や孔版画（シルクスクリーンほか）、凹版画（エッチングほか）など、様々な技法があります。美大の版画学科では、幅広い技法の習得を目標に、デッサンや油絵の制作と版画制作を同時に行ないながら、版で描くことを追求します。表現者としての造形力を身につけ、卒業後は大学院への進学、作家、指導者、広告業界などでの活躍を目指す学科です。

版画学科の対策ができる美術予備校

美大の版画学科の実技試験は、デッサンのみ、あるいはデッサンと色彩表現、またはどちらかを選べるなど大学によってさまざまです。そのため志望校の試験内容を踏まえた上で、対策をとることが大切。実技試験の審査では、観察力と描画力、色彩表現力が重視されます。

ena新美（新宿美術学院）

ena新美（新宿美術学院）にも版画科はありませんが、多摩美術大学と武蔵野美術大学の版画専攻において合格者を多数輩出しています。油彩の授業では、版画科の受験課題の色彩表現に必要な感覚を磨くことができます。年間を通して、静物や人物、石膏などのデッサンと油絵の授業のほか、コンクールやイメージドローイングなどの各種イベントを実施。3学期にはそれぞれの志望校に合わせて、講師からのアドバイスを受けながら課題に取り組みます。

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本郷美術学院

本郷美術学院の絵画科では、美大の版画学科の入試課題をクリアするためのデッサンと色彩の仕組みを学べます。1学期では、グラデーションをはじめ、構図・量感・色彩研究や、細密描写、動物園スケッチなどの授業を通して、基礎力を養成。2学期では、表現の研究と応用を学び、3学期では志望校別に特訓授業を実施。入試直前の特別講習も行っています。

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アクセス	東京都文京区本郷1-4-6　ヴァリエ後楽園ビル （JR総武線　水道橋駅から徒歩2分）
設置科	■ 絵画科 ■ デザイン・工芸科 ■ 単科 ■ 基礎科 ■ 学科教室

千葉美術予備校

千葉美術予備校の版画科では、主に素描と絵画表現を中心にカリキュラムが組まれています。素描の授業では、基礎力を高めるためにデッサンを中心に行い、描画力を強化。前期・中期と観察力を養い、画材や道具への理解を深めます。絵画表現の授業では、自分らしい表現を見つけることを目標に、油絵具を用いての制作を積み重ねます。さらに入試内容に合わせた人物画や静物画の課題にも取り組み、自分の作品を見る人への伝え方を習得。後期では、頭の中にあるイメージを形にする表現力を追求していきます。

KILALA美術学院

KILALA美術学院には版画科はありませんが、油画科で多摩美術大学や武蔵野美術大学の版画専攻の受験対策に対応しています。デッサン・油彩など志望校に合わせたカリキュラムで観察して描く力を養成。説得力のある作品制作を目指します。1学期ではデッサンの基礎や構図、正確なプロポーションの捉え方などを学び、2学期は制作を通して、質感・多角的なアプローチなどの表現力を磨きます。3学期は入試直前の講習会や入試に向けての特訓を繰り返し実施。多くのアウトプットを経て、本番に備えられます。

アクセス	栃木県宇都宮市中央1-6-5 （東武鉄道「東武宇都宮駅」東口より徒歩4分）
設置科	■ 油絵科 ■ 日本画科 ■ デザイン・工芸科 ■ 彫刻科 ■ 総合受験科 ■ AO推薦入試科科 ■美大学科 －－－－－－－－ ■ 基礎科・高校受験 ■ 中学生科

高崎美術学院

高崎美術学院の油絵科では、武蔵野美術大学と多摩美術大学の版画科入試に対応したカリキュラムが組まれています。入試課題をクリアするために必要な観察力や描写力を、さまざまな課題を通して学びます。デッサンや制作などの授業のほか、写真ゼミ、版画ゼミ、テンペラゼミなどの専門的な授業が盛り込まれており、2学期以降は、入試に向けてより実践的な指導を実施。入試直前には、志望校別の課題に焦点を合わせた講習会が行われています。

アクセス	群馬県高崎市岩押町35-12 （JR・上信電鉄「高崎駅」東口より徒歩10分）
設置科	■ 油絵科 ■ 日本画科 ■ デザイン・工芸科 ■ 彫刻科 ■ 先端芸術表現・映像科 ■ 教育美術科 －－－－－－－－ ■ 基礎科 ■ 美術系高校受験科