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このページでは、中学生は美術予備校に通えるの?という疑問に答えています。進路事例の紹介や口コミなどもまとめました。ぜひチェックしてください。
美大合格という目的を達成するためには、高い実技スキルの習得が不可欠。そのために、早いうちから美術予備校など、専門性のある学校に通いたいですよね。そんな疑問をもった方のために、美術予備校に設置されているコースについて詳しく調べてみました。
美術予備校で受けられる様々なコースの中に、中学生科や中学生部といった中学生向けのコースが設置されています。その多くは、美術の基本であるデッサンの描き方や色彩表現などのカリキュラムが中心です。なかには、美術系高校に合格するための実技試験対策コースも。志望校の最新の入試情報や、出題傾向の高いデッサン・着彩など、多様な課題に取り組むことができます。
多くの美術予備校では、中学3年生から受験対策コースを受けられます。受験コースがなくても個別に受験対策をしてくれる予備校もありますので、確認するようにしましょう。
受験対策コースの1学期は、デッサンや着彩といった課題に取り組む授業が中心。感性や好奇心、観察力、集中力などを伸ばし、それらを自分の絵に表す練習を行います。2学期から3学期は、受験本番を想定した試験対策カリキュラムを実施。実技試験で問われる基本的なデッサン力を身につけるために、制作枚数を重ねて上達に導きます。ほかにも、模試や冬期講習会を開催する予備校も。模試では入試と同じように英・国・数の学科試験とデッサンを描く試験が行われます。デッサンの講評会を開いてくれるので、自分の実力を確かめるのに最適です。
普通科高校の受験ではデッサン力を試す実技試験は行われないので、受験対策コースに通う必要はありません。しかし、美大進学を考えているなら美術の基本を習得するためにも、中学生向けの基礎科コースを選択するといいでしょう。基礎から美術を学ぶことができます。鉛筆や木炭によるデッサンや水彩画、油彩画、粘土を使った立体表現など様々な素材に触れ、段階的に美術力を磨いていけるでしょう。
普通高校に進学した後で美大への入学を希望するなら、高校進学後に美術予備校の高校1・2年生対象の基礎科に通うことをおすすめします。高校の基礎科コースに通う学生の多くが美大を目指しているので、ライバルと切磋琢磨することも可能です。美大の受験科目に対応した専攻コースがほとんどの予備校に設置されており、高校3年生から通えます。専攻コースでは最新の情報や資料をもとに、美大の出題傾向を分析して、志望校に合わせた指導を行ってくれますよ。また、模試や夏季講習・冬期講習に通って画力を強化しておけば、実技試験に強くなれるでしょう。
美術予備校には、中学生向けの基礎コースや高校受験対策コースがあることが分かりました。楽しく絵について学ぶなら基礎コース、美術系高校の進学を目指すなら高校受験対策コースがおすすめです。普通の学校では学べない絵の描き方や表現法、色の乗せ方などアートやデザインの世界に必要なスキルを磨くことができます。美術予備校には中学生用のコースだけでなく、高校生が美大合格を目指すために専門性の高いコースが揃っているのも特徴です。早いうちに美術の基礎から応用まで習得できるので、将来アートやデザイン業界で働きたい中学生には最適な環境が揃っています。特に美術系高校への入学を考えているなら、最新の情報が揃っていて志望校別の対策を立ててくれる美術予備校は、合格への近道になるでしょう。