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賃貸アパートにお住まいの方のお悩みにお答えします。
都内の美大に進学予定で、現在は賃貸アパートに住んでいます。入学後は大学の授業以外でも油絵を描きたいと思っているのですが、賃貸なので壁に臭いがうつったり、床が汚れたりしないか心配です。自宅での制作が難しい場合、大学のアトリエ以外で絵を描ける場所はありますか?おすすめの場所を教えてください。あるいは他に解決策があったら知りたいです。
美大で課題制作に取り組みながら、自宅でも絵の練習や作品を制作したいと考える学生は多いようです。また、大学の専攻とは別ジャンルの作品制作をしたいと考える方もいるでしょう。
大学以外で理想の制作環境を作るには、以下のような選択肢があります。
広いスペースが確保できる大学のアトリエとは違い、彫刻や金工などの大きな作品は、自宅で制作するのは難しくなります。そのため、プレハブをはじめとした制作専用のスペースを借りる人もいるようです。
もちろん絵画にしても、F100号やF120号などの大作を描くには、それなりのスペースが必要になるでしょう。汚れや臭いが気になり自宅で制作が難しいのであれば、アトリエを借りるのも一つの手です。
入学後に仲良くなった同級生など複数人で、倉庫やマンションなどの一室を借りるのも良いかもしれませんね。
美大に入ったら、課題制作や技術アップのための練習が生活の中心となります。寝ているときでも、ふいにアイデアが浮かんで絵を描きたくなったり、課題の続きに取り掛かったりといったように、思い立ったときに即制作に入れるような作業スペースを確保しておきたいもの。そのため、美大生は作業スペースと居住スペースを一緒にするか、極力近くに確保するのもおすすめです。
大学に寮がある場合は、間取りにもよりますが、寮の一室をアトリエとして使うという方法もあります。
中には思い切ってプレハブ小屋を借りて、アトリエ兼住居とする人もいるようです。また比較的賃貸料が安いという理由で、古民家を借りる人もいます。
他には、必要な時だけ作業スペースをレンタルできるサービスを提供しているところもあります。
いずれにしても、美大生の受け入れが可能な賃貸物件を扱っている、不動産会社を押さえておくことが大切です。美大の近くであれば、そうした不動産会社も見つけやすいでしょう。
資金面はもちろん考慮する必要がありますが、自分が自宅でどの程度の制作をするのかを考えた上で、住む場所を選ぶと良いでしょう。