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車の外装および内装、使用する素材や色のチョイスなどに関するアイディアを提案するのが、カ―デザイナーの主な仕事です。こちらでは、カーデザイナーになりたいと考えている方のために、参考になる情報をまとめてみました。仕事内容や年収、おすすめの進路などについてみていきましょう。
カーデザイナーの仕事は多岐にわたります。チーム内で設計者やエンジニアとともに、新車の開発を手掛けます。それぞれの専門分野に特化して業務を担当します。
企画している新車が開発されるまでの、おおまかな流れは次のとおりです。
自動車メーカーで働く場合、初任給は20万円強で、平均年収は700万円~800万円ほどです。また、デザイン事務所で働く場合には、収入はそれより低くなりがちです。初任給は18万円ほど、そして平均年収は300~600万円ほどであると見込んでおけばよいでしょう。
ただ、勤めている会社の規模や個々人のスキルなどによって収入は左右されますので、あくまで目安のひとつとして参考にしてみてください。また、独立をしてフリーのカーデザイナーとして活躍し、数千万円の年収を得ている人もいます。
デッサン力があり、かつ、デザインを考えるときに、時代を先読みして検討していくことができる人に、特に向いている職業です。ですから、新しいものへの敏感さやトレンドを把握するスキルなども大切な資質となります。
デザイン系あるいは工業系の大学や専門学校へ進学するのがおすすめです。できればプロダクトデザインやカーデザインを学べるところを選び、デザインのみならず、車の仕組みおよび耐久性に関する知識を身に付けておくことが、カーデザイナーになる夢をかなえるための近道だといえます。
取得が義務付けられている資格はありません。ただ、「プロダクトデザイン検定」など、カーデザイナーとしての業務をこなす上で役立つ関連資格もあるので、取得を検討してみるとよいでしょう。