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仕事内容が「プロダクトデザイン」「舞台演出照明」「証明空間デザイン」の3つにわけられる照明デザイナー。ここでは、照明デザイナーとして活躍したいと考えている方に向け、役立つ情報を紹介しています。仕事内容や収入の目安、進路選び、適性、求められるスキルなどについてみていきましょう。
シーリングライトやペンダントライト、フロアスタンドライト、間接照明など、照明器具にはさまざまなタイプのものがあります。これらの照明器具そのもののデザインを手掛ける仕事を、プロダクトデザインといいます。機能性の高さだけでなく、見た目のよさも併せ持つ製品をデザインしていきます。
コンサートやミュージカルといった舞台演出において、大きな役割をなっている舞台演出照明。照明デザイナーには、季節の移り変わりや時の流れなど、光を用いるさまざまなシーンを、作品のコンセプトをくずさないように演出することが求められます。詳細な演出も含め、イメージを決定していくことが主な仕事内容です。
住まいや商業施設、駅イルミネーションなど、さまざまな規模の空間における照明のザインを手掛けるのが、照明空間デザインの仕事です。建物や建造物がもつ特性や利用シーンなどをふまえた上で、微調整を加えながら快適なデザインを提案していきます。
一般的な浸透度が、まだそれほど深くない職業であるため、建築士やインテリアデザイナーが照明デザイナーを兼ねている場合も少なくありません。ですから、照明デザイナー単独としての年収を知るのは難しいでしょう。
ただ、ひとつの「参考年収」としては、400万円前後を目安に考えておくとよいでしょう。低めに感じられるかもしれませんが、実績を積み重ねていくことで、収入アップにつなげられる可能性はあります。
チームを組んでプロジェクトを進めることが多い仕事なので、スタッフ間における協調性がポイントとなります。ですから、コミュニケーション能力に自信がある人は、照明デザイナーの適性があるといえます。
美術系あるいは芸術系の大学や専門学校などで、専門知識を身に付けておくのがおすすめです。プロダクトデザインや空間デザイン、インテリアに関する知識があれば、就職活動も有利に進めやすくなるはずです。
取得が求められている資格はありませんが、照明デザイナーとしてのスキルを証明しやすくなるように、ぜひチェックしておきたい資格がいくつかあります。主な例として「照明コンサルタント」「照明士」「ライティングコーディネーター」などがあげられます。